姉ちゃんが悪いんだからな!
弟は昔から一つ年上の姉にベッタリでいつも後ろについて回っていた。
ところが、最近姉の様子がおかしい。弟が姉をストーキングして調べたところ、どうやら姉には好きな人が出来たようだった。しかもそれは、姉の同級生で弟にとっては部活の先輩。しかもその先輩はあまり良い噂を聞かない先輩だった。
憤る弟。姉に裏切られたという気持ちと、姉を守りたいという気持ちが弟を暴走させる。
ある日、学校から帰った姉は弟に呼び止められる。その日から両親が旅行に行くためその間の家事は姉がやることになっていたのだが、姉が帰ってみると、家事が全て終わっていたのだ。
姉「どういう風の吹き回し?でもありがとう!」
喜ぶ姉だったが、弟の様子がおかしいことに気が付いた。
弟「姉ちゃんが……姉ちゃんが悪いんだからな!」
姉「え、えっと……?弟?どうしたの?」
弟「姉ちゃんは俺のものだ!」
姉「きゃあ!…い、いやぁ!は、離し……むくぅ!」
姉に襲い掛かる弟。そのまま隠し持っていた縄で姉を縛り、助けを呼べないように猿轡で口を塞いでしまう。
弟「これで……これで姉ちゃんは俺のものだ…。……父さんと母さんが帰ってくるまでの間だけだけど……」
どこか寂しそうにそう呟く弟。そしてそんな弟を呆然と見つめる姉。
姉(あれ?……これって…もしかして……)
弟「好きだ!俺、姉ちゃんのことが大好きなんだ!女の子として!だから……誰にも渡さない!」
そう言って弟は泣きながら姉の服をはだけさせていく。そして………………そこまでだった。
それ以上のことをしたら大好きな姉を傷つけることになると思うと、弟はそれ以上何もできなかった。
そしてそのあと弟は姉の拘束を解いた。
弟「ゴメン姉ちゃん………………俺、警察行くよ……」
自首を決意する弟。だがそんな弟を姉が優しく抱き止める。
姉「ゴメンね弟。弟が私のことをあんなに想っていてくれたのに気が付かなくて……」
弟「いいよ姉ちゃん。それに気持ち悪いだろう?実の姉を女の子としてみている弟なんて…」
姉「そんなことないよ。だって私も同じだもん。私も弟のこと、男の子として好きだし」
弟「……え?」
姉「それに第一、私たち血が繋がってないんだから」
弟「………………ええ⁉」
そう、弟の調べた情報はただの噂でしかなかった。姉が本当に好きになったのは弟のことだったのだ。そしてそのことを両親に相談したところ、実は弟は父親の弟夫婦の息子で、その弟夫婦は経済的な理由から子供を育てられなかったため、父と母が引き取ったのだという事を知ったのだ。
そして何よりも……こうなることを望んでいたのは姉だけでなく両親もだったのだ。
姉「だから気にしないで。私、弟のこと好きだし………それに、その………縛られて口を塞がれるのも好きなの…」
そう言って頬を赤くする姉。それを見た弟は………再び縄をもって姉に飛び掛かっていた。
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