燃ゆる髪の少女
-とっさとはいえ剣で薙いだのがまさか髪の毛だったとは。
-とはいえ女性にとっちゃあ大切なものだよなぁ。
男は剣を納め、警戒心露わな精霊の少女に歩み寄る。
「・・・手違いとは言え、俺が悪かった。どうか俺を灰にする前に償わせては貰えないだろうか。とはいえ精霊の事は良く解らないんだ。何か俺に出来る事はあるかい?」
かつてこのように話しかけてきた人間は居なかった。
ここへ来るものは皆、少女の業火の力を目当てとしていたからだ。
少女が困惑している間にも、男はただただ謝り続けるばかり。
(2枚目)
暫くの後、男の誠意に虚が無いと判断するとやがてその表情も緩み、少女は不思議な感情に包まれる。
そして穏やかながら強い意志を乗せて、言葉を紡ぐ。
少女「・・・って」
男「え?なんだって?」
少女「め・・・って」
男「すまない、精霊の言葉は良く解らないんだ・・・」
少女「め・と・って」
男「メトーテというのは何かの・・」
少女「嫁を娶るとは言わないの?」
男「え?」
少女「ねぇあなたお名前は?」
男「・・グラン・・ゼン・・」
一部地方だけに伝わる、この国の始まりのお話だとか。
呪文
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