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スマホファミリー/朝日は昇る

使用したAI その他
彼女の家族はスマホ力の五番指の一つとされているスマホファミリーだ。
しかし、この世界は
スマホ力なるものがあり、
その力が強いと『勇者』や『魔王』となる素質を秘めているのだと歴史が語っていた。
ピンポーン
「はーいどちら様でげっ」
「げっとは何よ、人を腫れ物のような扱い方をして」
先ほどのスマホファミリーの人である。
「スマホで世界を救う力があるのだから大切にしなさいよね」
彼女、須磨直子(すま・なおこ)はもちろんツンデレだ。
僕に好意があるのも知っている、
それに古くからの付き合いもあるし、
彼女のことは尊敬している
けれど、
「僕は君に比べてスマホ力なんてないんだ」
扉を閉める
劣等感が襲う、
スマホ力なんてこの世界になければ…
しかし、彼女はこの程度で引き下がる人ではなかった。
なにか、呪文のようなものを唱えている
「開いて、爆ぜろ、扉よ」
うわ、これは呪文!?
突如として扉が派手に壊れていく
僕はすぐに飛び退く

「これ以上うじうじしてるの見てられないわよ!」

彼女はボクの目を見ていった。

「でも、僕は君に比べてスマホ力が弱いんだ」

「スマホ力が弱いなんて誰が決めたの!」

「せっ…世間が…それに…皆が」

「皆ってだれよ、それはあんたにとってこれから一生付き合っていく人たちなの?」

「違う…」

「世間ってのは友達なの?」

「友達じゃない…赤の他人だ」

「なら、誰がどう言おうと自分で進むべきじゃない!」

彼女の言葉にはっとする、そっそうか、
スマホ力だけが全てじゃないのか…

「うっうん、あっありがとう…スマ子」

「ふん、あんたが学校に来ないと私の生活がつまらなくなるからね…てゆうかスマ子って呼ぶなぁー!」

アハハ…いつぶりに笑ったのだろう。
朝日が徐々に昇っていく、
ボクの心も晴れていく…

(あとがき)
劇場版スマホファミリーは「落書き」として済ませたけど、今回はこの子の表情に何か感じるものがあったので書きました。
楽しめてもらえたら幸いです。

次回は彼らのその後を描きます。
https://www.chichi-pui.com/posts/63ab5fd2-6032-4387-b7a2-9769c1297ea1/

呪文

入力なし

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