ログインする ユーザー登録する
投稿企画「#ライブ」開催中!特設ページへ ▶

エクスプローラー・イン・ニューナゴヤ #6

使用したAI Stable Diffusion XL
前回: https://www.chichi-pui.com/posts/1d18d981-5491-440f-9797-7ad522c37e36/


『今も昔も、ナゴヤと言ったらこのお城。中の博物館にはいろいろ置いてある』

そう、ノートで紹介されていたナゴヤ城。その眼前にて車から降りた少女と越夜兵は対峙した。
まずは互いにアイサツを行う……尾張国風土記にも記された、イクサ前の奥ゆかしい礼儀作法だ。
車を引き渡すよう、居丈高に迫る越夜兵だったが、少女は断固として拒否する。
ならば、と越夜兵は手にした武器を構え、猛然と少女に襲い掛かってきた! 対する少女は徒手空拳、とても勝ち目がありそうには見えない。
実際、戦闘のプロフェッショナルである越夜兵に対し、少女は最低限の護身術しか習得していない。それでもギリギリで攻撃を回避することに成功する。
だが、追撃の手は治まらない。矢継ぎ早の連撃を必死になって捌く少女だが、技量と膂力の差は明らかだ。人間離れした越夜兵の一撃は地面を抉り、石垣すら切り裂く威力を持っていた。まともに食らえば華奢な少女の身体など一瞬にして肉片と化すだろう。


しかし少女と……そしてシンカロンには策があった。車両の陰に隠れているシンカロンの傍まで越夜兵を誘導すると、少女は合図を出した。
次の瞬間、シンカロンが越夜兵に何かを投擲する……もちろん、それを見逃す程越夜兵も甘くない。すぐに打ち落とそうと武器を振るう。が、それすらも二人の作戦のうちだった。


投擲物に打撃を加えた瞬間、それは破裂し周囲に炎を撒き散らす。越夜兵は降り注ぐ炎の雨をまともに浴びてしまい、その身体が瞬く間に火に包まれる。
賢明な閲覧者の皆様はご存じだろう! 二人が乗っていた車両は旧来からある化石燃料を使用した内燃機関を搭載していた。その燃料の一部を抜き出し、即席の火炎瓶を作り出して攻撃を行ったのだ!
燃え上がる越夜兵に背を向け、二人は一目散に車に乗り込むとすぐにその場を離れる。倒すことが目的ではなく、あくまで撃退できればいいとの判断によるものである。


藻掻きながら、越夜兵が消火をし終えた頃には既に車両は追いつけない距離まで移動をしていた。とはいえ、越夜兵は当然のごとく無傷! なんたる人間を超越した驚異的耐久力か!
歯噛みしながら再追跡の算段を立てている最中に、他の越夜隊のメンバーから連絡が入る。曰く『直ちにノーマンズランドにある”神の繭”の確保に向かえ』とのことだった。
狩りが失敗に終わった苛立ちを抱えつつも、組織の命には逆らえない……やむを得ず、彼女は二人の乗る車両の追跡を断念し、ノーマンズランドへと向かうのだった。

最終回: https://www.chichi-pui.com/posts/c46a4615-2794-41c1-ae80-87462eb6a92c/

呪文

呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。

イラストの呪文(プロンプト)

jacket partially removed, heart in eye, burnt clothes, holding fishing rod, kanji, doujin cover, pentagram, tape gag, adjusting headwear, red socks, friends, cloud print, coke-bottle glasses, oral invitation, competition school swimsuit, barbell piercing, gradient legwear, prisoner, blood on breasts, wind chime, carrying over shoulder, tape measure, flaming weapon

イラストの呪文(ネガティブプロンプト)

入力なし

weedsさんの他の作品

weedsさんの他の作品

すべてを見る

おすすめ

Amazon

トレンド

すべてを見る

ユーザー主催投稿企画

すべてを見る

新着イラスト

すべてを見る

ちちぷいグッズ

ショップを見る