九重の温泉旅館にて夏の終わりを感じる
旅館に着くや、和室でお菓子とお茶を頂き、早速露天温泉へ身を委ねる魔王女様。
大分県、九重温泉は標高の高い場所にあり、透明度の高い新鮮な温泉が湧き出ている。
月美「流星群まで見れるなんて♪アタシ達付いてるわねぇ♪」
執事「ああ、とても綺麗だな」
側に待機している執事。執事は服を着たまま待機している。
月美「それっち、ア・タ・シじゃなくて、流星群によね?」
執事「そうだが?」
キョトン顔の執事。
月美「まぁ、しょんなかねぇ、ところで一緒には入らんと?」
ペシペシと岩肌を叩いて誘う。
執事「今ここに居るだけでも遠慮しているくらいだが?」
月美「一緒に入るの...嫌?」
少し恐る恐る聞く。何気にしおらしくなる魔王女様。
執事「嫌ではないさ...ただ男女で共に入るのは相応の信頼関係が必要だろ?」
月美「そっか、確かにミントとアンタは子供の頃からの付き合いやし、そうよね...」
少し胸が痛む。執事との距離感がどうしてもあるように感じて切ない。
執事「勘違いしないでほしい事がある...」
改まって執事は月美を見つめて告白する。
執事「僕だってさ...男なんだから...な??」
顔を赤らめて言う...
③
月美「意識してるってことかな?」
執事「相応には...」
月美「アタシを見てドキドキするん?」
執事「...正直目のやり場は困るが...」
月美「ミントや他の娘も?」
執事「...んもぉ💦質問攻めやめてくれるか?💦」
なんだか希望を感じて嬉しい魔王女様。
先行きが不安だったが、良い息抜き旅行になる。
今夜は色々執事と話をしたい魔王女様。
呪文
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