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あらすじ
母と娘のわだかまりは解消し、8月16日のお盆祭に参加
母娘水入らずの時を過ごすも、タイムリミットは迫っていた

お盆祭編1 突然の来訪者
https://www.chichi-pui.com/posts/ffc4f5d6-6018-4d51-8ef6-533fafd29c61/
お盆祭編2 一晩明けて
https://www.chichi-pui.com/posts/cc985f2e-ffee-4477-b0ad-e6ca02868f86/
お盆祭編3 準備中のお盆祭り会場にて
https://www.chichi-pui.com/posts/e158a5a3-4494-44fc-8e64-2692b1fa317c/
お盆祭編4 8年越しの再会...
https://www.chichi-pui.com/posts/23b78a59-4569-4e4f-bf26-4e1eb4b39363/
お盆祭編5 困惑の葵...
https://www.chichi-pui.com/posts/76fbb8b6-73b5-4a18-a3bd-306cbff17951/
お盆祭編6 母娘の決意
https://www.chichi-pui.com/posts/d0edd4c2-fee6-4663-89d6-f3dbd62cd7a4/
お盆祭編7 母娘の絆
https://www.chichi-pui.com/posts/3891be33-f41e-4637-b7b7-9d7d667ec5f6/

お盆祭の縁日で、葵、綾華の母娘は大いに楽しむ。

葵「お母さん♪これ、最近の箸巻きばい!中に明太チーズクリームとキムチのバリウマコンビばい♪」
綾華「♪♪うんまかぁぁっぁあ!!!!もっ最高♪」
葵「お母さん♪これ最近のJCで流行のチャームばい♪つけてみる?」
綾華「きゃぁ♪めっちゃかわいか~♪最近の子はセンスよかねぇ~♪」

葵「ねぇ♪お母さん♪これさぁ♪」

月美「葵、めっちゃリードしとるね...」
執事「そうだな...」
刻々と、リミットタイムの18時が迫る。

葵「ねぇ、お母さん、、、うちお願いの灯篭にさ」

綾華「ん????どしたと??」
蘇生の術の効果が切れ始めたのか...だんだん、綾華は常世での行動が難しくなりだす...
綾華(あともう少しでいいの,,,最期までどうか頑張らせて...)
少し朦朧とする意識を整えて、葵の言葉を待つ。

葵「転生しても、また、お母さんの子供になれますようにっち♪お願いした」
綾華「!!!!!!!!!!!!!!」
言葉にならない、愛する我が娘のお願い...
ここで、返事せず霧散してしまうなど、言語道断ではないか?
娘は、自分の死をきちんと受け入れている。
ならば、自分が今こそしっかりする番だ。

葵「皆のお願い事が叶いますように♪」
祈りを込めながら葵は灯篭を筑後川に放つ...
各々の祈りが込められた灯篭が、幻想的に筑後川を照らしながら下流へ流れていく。
すると、次第に綾華の体が徐々に光に変わっていく...

綾華「ああ、、、、そろそろね....」
葵「おかあ、、、さん」

綾華「葵、、私は貴女を産んだことが、最高の誇りです」
葵「おかあ、、ざん・・・・」
綾華「ここまで歩みを見られたことが本当に奇跡で、すごく幸せです...そして」
葵「・・・うん」
綾華「来世でも、貴女を産んで、今度はもっと長く一緒に幸せになりたいです」

葵「!!!うちもばい!!!!!!うちも!!そうばい!」
嗚呼...なんでこの娘はここまで純粋に?
綾華(本当に、私が死んだ後もこの国の皆様のご助力、痛み入ります)

彩華「ありがとぅ...あおい...さようなら...愛しい...私の...私の娘」
葵「うちこそ!!!!!!綾華お母さん!愛してる!!また宜しくばいい!!!」
次第に綾華は光に変わり霧散した...

暫く静寂が訪れる...
葵(・・・おがあざん!!!)
葵は本当の意味で、母親と死別することができた。

呪文

入力なし

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