年老いた猫は尾が2又となる。これを猫又といふ。(異界からの訪問者の19)
そのために、ネコを長い年月にわたって飼うものではないという俗信も日本各地に生まれるようになった。
歳を重ね100年生きて化け猫となったものを猫又という。
一般に、猫又の「又」は尾が二又に分かれていることが語源といわれるが、民俗学的な観点からこれを疑問視し、ネコが年を重ねて化けることから重複の意味である「また」と見る説や、かつて山中の獣と考えられていたことからサルのように山中の木々の間を自在に行き来するとの意味でサルを意味する「爰(また)」を語源とする説もある。
老いたネコの背の皮が剥けて後ろに垂れ下がり尾が増えたり分かれているように見えることが由来との説もある。
呪文
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