春の窓 (籠の鳥)
何故かずっとこの部屋にいる。家の中は結構広いが、窓はここだけだ。
そして3度の食事と2日に1回の入浴以外は他人とも会わない。
時々、白衣を着た初老の男がきて診察し、薬を置いていく。
その男は大きなマスクをしていて目しか知らないが優しい目だった。
特に拘束されている訳ではないが、この家の中が私のすべてだ。そう丸い窓の風景も・・・。
最近頻繁に、咳が出る。
そして数日前から、痰に血が混じるようになった。
なんとなく、もう自分は長くないと思う。
願わくは、一度でいいから丸い窓の外に出たいと思うが叶わぬ夢だろう。
※結核 昭和時代の初期まで特効薬がなく不治の病とされた。
空気感染のため、患者は隔離されることが多かった。
痰に血が混じると末期とされ、死を待つのみとなる。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 28
- Scale 10
- Seed 1225115950
- Sampler k_euler_ancestral
- Strength 0.8
- Noise 0.1
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