晴れた終わり
紫煙を燻らせて問いかけてくる。
この店の数少ない常連、いつも一杯目はジントニックを頼む男だ。
「そうさね。こうやって晴れの昼からお酒を飲んでいるときか。」
シャンパングラスを磨きながら私は答える。
実際、昼から飲む酒の味は、夜とは違った趣がある。
だからこそ、BARだというのに昼から開けているのだが。
常連の男は黙ってグラスを傾け、
紫煙を燻らせる。
沈黙が部屋を満たす中、
不意に男は立ち上がり千円札を二枚カウンターに置く。
「どうやらマスターの言う最高の瞬間も終わりらしい。また来るよ。」
窓の外を見ると影が差していた。
あれだけ晴れていたというのに、今にもひと降り来そうな気配だ。
「毎度」
私がそう応えると、男は店を後にした。
呪文
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- Steps 20
- Scale 7
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- Sampler DPM++ 2M Karras
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- Steps 20
- Scale 7
- Seed 3087106864
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0.7
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