レスランドの盗賊は空飛ぶ戦艦でエルフェアルを襲い、エルフを捕まえて自国の奴隷商人に売りました
レスランドの方角から空飛ぶ巨大な物体がやってきました
エルフはそれが何であるか分からず、不思議な顔で見上げまました
「なんだあれは? 空飛ぶ戦艦?」
すると突如として戦艦は発砲し、大地は地獄に変わりました
燃える森。燃える家。傷つく村人
砲撃によって次々に破壊されていきますが、エルフは何もできずにいました
「空に攻撃する手段がない。このままやられるのを待っていることしかできないのか」
戦艦は地上に降りて、中から大勢の盗賊が現れました
盗賊は剣を振って、弱ったエルフの里を襲いました
「ひゃっはー。狩りの時間だぜ。 男は農奴として売る。弱らせて捕まえろ。 女は性奴隷として売るから丁重に捕まえろ。商品価値が下がるから傷つけるなよ」
盗賊は一通りのエルフを捕まえると、空中戦艦に乗り込みました
空中戦艦は空に浮かんで移動し、地平線の彼方に消えていきました
焼失した森。抵抗するも虚しく殺されたエルフの大人たち。破壊された家
わずかに残された子供たちはどうしていいか分からず、ただ泣き続けることしかできませんでした
怒りをぶつけようにも力が足りません
あの絶対的な力を持つ空飛ぶ戦艦に対抗する能力は、自分たちにはありません
決して敵わない敵だと認識し、子供たちは怒りではなく恐怖が心を支配しました
呪文
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