記憶喪失の最強老人
記憶は真っ白で、自分の名前すら思い出せない。
途方に暮れる老人だったが、ふと手に触れた杖から、不思議な力が湧き上がるのを感じた。
それは、かつて老人が身につけた最強の力。
記憶を失っても、力は老人の体に残っていたのだ。
困っている人を見かけると、老人は自然と杖を手に取った。
悪党に絡まれている少女を助けたり、災害で困っている人々を救ったり。
老人は自分の力を使って、人々を助けていった。
「この力は、一体…?」
人々を助けるたびに、老人の心には温かい感情が広がった。
そして、自分の過去を知りたいという気持ちが、日増しに強くなっていく。
老人は手がかりを求めて、町を歩き回った。
そして、かつて自分が英雄と呼ばれていたことを知る。
最強の力は、人々を守るためにあったのだ。
記憶は戻らない。
それでも老人は、自分の力を使って、人々のために生きることを決意した。
「老い」は過去ではない、未来だ。
老人は、明日もまた、誰かのために杖を振るうだろう。
ユーザー主催企画「最強…それはジジイ也」
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/48eb0597-50d0-e9bd-67e3-ff71299e071f/
呪文
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