「桜の季節の君」夏の章
「走るなよ」
「やっぱ来てよかったよ」
「そうだな」
電車で1時間ほどの海にほど近い田舎にやってきた。
今日はじいちゃんの家に1泊することになっている。
小学校までは毎年こいつとうちの2家族で泊まりにいくのが恒例行事だった。なんせ誕生日も家も近く、わかりやすい幼馴染で家族ぐるみの付き合いだったからだ。
今日は3年半ぶりにここにやってきた。
「背の高さ以上に大きなひまわりのイメージだったけど、私たちが大きくなったのかな」
「いや、品種がそもそもちがうだろ。さすがにこの大きさだと」
「海がよく見えるから、この大きさでいいね」
彼女の横顔からは余命がどうとかいう話は嘘のように思える。このまま何事もなく、成人して結婚して・・・
「あ、おじいちゃんだ!おーい!」
軽トラが少し先の道で止まり、老人が下りてきた。今日の宿のおじいちゃんだった。
「じゃ、行くか」
「うん」
ちょっと道は狭かったが、手をつないで軽トラに向かって歩き始めた。
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花うさぎさんの「ひまわり」イベント参加作品です
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/02e281c7-d353-7db5-8556-cfbf0d6ed341/
ちなみに
超短編アニメ「桜の季節の君」本日公開!
https://www.chichi-pui.com/posts/d9459950-1694-428e-8100-e1fcd4d06e2d/
の続き的な。
マルチビタミンさんの「ちちぷい映画祭」イベント参加2枚目です。
絵柄がちょっと映画のメインイメージとちょっと違いますが、映画本編のキャプチャーということでご容赦(^^;
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