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彼女はブレイクマ作った、
張本人でもある。

「あっ、あなたの心から生まれたものよ」

「僕の心から」

「そうよ、誰にだって、存在するのよ。心の中の怪物ってものはさ。それが異世界に来て、顕現したってわけ」

理解が追いつかなかった。

「僕は、君を求めていない。それに心の怪物ってわからないよ」

「なら、この熊ちゃん、覚えてるわよね」

知っている。
『ブレイクマ』、ちちぷい学園で混沌を引き起こし、デスゲームを仕掛けたりする厄介なやつ。

「それ、作ったのも私で、あなたの心を通して出来たものだからね、それに…あなたは今、心が乾いている」

「うーん、確かにそうかもしれない」

認めたくないけど、自分の心の中にそういった負の感情が存在するのも事実だった。
それが肥大化してしまうのが怖くて、とにかく、そうならないように、とにかく、心に蓋をして…。だからこそ、僕は…

「君を描く創作をするよ」

「ふふふ、そう、大事なのは己の世界を大事にすること、脅かしてしまったら大変だものね」

そうだ、強要してしまったら、それは独裁だ、「いいね」や「フォロバ」に目が眩んでしまってはいけない。
承認欲求が確かにあることを自覚しつつ、その上で、僕は、心の怪物と向き合う。

暴走化しかけた時は文字にして、
作品にして、見つめ直す。

言語化することで、深層の深淵と向き合う。

「それじゃあ、今後ともよろしくね」

彼女は僕の方へ挨拶をすませると、
『ブレイクマ』を連れて何処かへと向かおうとする。

「君はどこへ行くの?」
「うーん、とりあえず、混沌のままにかな…」

彼女は進む…憂鬱と悲しみ、怒り、数多の感情から生み出されたものがいきつく先は…僕は彼女についてゆく。

晴れない空、曇天こそが我が理想の世界なのだ。

(猫メモ)
自分の中の心の怪物はなんだろうと、
思って出来たのが本作です。
Pictor先生によって可視化された怪物が魅力的なので、今後は、この人物が、私の心の中の暴走を止めてくれる番人となって、
対話してくれることだろうと思います。
Xは恐ろしいです。SNSしかり、常に数字が見えるからこその承認欲求の暴走を引き起こす危険なものなのだと思いますね。
だからこそ、常に自分の心を保つために、
架空世界のキャラを生み出し続けてるのかもしれませんね。

呪文

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jacket partially removed, heart in eye, burnt clothes, holding fishing rod, kanji, doujin cover, pentagram, tape gag, adjusting headwear, red socks, friends, cloud print, coke-bottle glasses, oral invitation, competition school swimsuit, barbell piercing, gradient legwear, prisoner, blood on breasts, wind chime, carrying over shoulder, tape measure, flaming weapon

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