傷ついたなら傷つけていいから(キズメカアイ)
誰にだって悲しいことはある。
知らない間に傷ついてることってあるんだ。
「嫌なことがあったら、傷つけていいからね」
この言葉に僕の破壊衝動が、壊れていく気持ちが渦巻いていた。
「闇はどうすれば晴れるのか教えてくれ」
「思いの外をぶつけるだけ…、私の体は傷つけていいの、だって、人間じゃないから」
そう、彼女はロボットだった。
だから、こうして、そんな発言が言えるのだ。
「君は強いな、僕は弱い人間だから」
「ロボットは人権ないから、せめて役に立ちたいから」
僕は自らの悩みをこのロボットにぶつける。
人間に見紛うヒューマノイドに…
呪文
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