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「まっ待ってくれ!俺は望んでバグになったわけじゃないんだ!」

男は必死の弁解をする。
しかし、

「手が歪み、顔が歪み、化物となったものには排除しなければいけない」

どんなにこの人物が、犯罪を犯す人間でなく、思いやりのある優しいひとであってもだ…

「せめて、愛してると家族に言ってやってくれないか…」

男は次第に異形のものへと変わりつつある。正常なのは顔だけで、目には涙を浮かべていた。

「わかった…」

弾丸が男の脳天を貫く。
撃たれた彼の体が結晶の粒となって消えていく。

「あり…が…とう」

この世界のバグ、バグになってしまった人間にはエージェントが対処する。
情報媒体が行き交う世界にて、
また1つの命が消えた。

呪文

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