小説『帆日部ミサキ/GPU学園 終末部』【ニャンノ世界】
『帆日部ミサキ/GPU学園 終末部』
ニャンノルームズの裏GPU学園をモデルにした仮想世界〈GPU学園〉である。
今までのニャンノ世界に訪れたものは、猫神ニャンノに直接改造されることで適応していったが、それでは、一般人にもリスクがあり、尚且つ人道的でないとして、天秤管理機関『背負いし者』の決定により、
ナゾルが開発した〈GPU学園〉を軸とした適応計画が開始される。
だから、チチンプイやシシヨは、転校生たちと共に部活動に励んでいるのだろうが…ニャンノ世界は、全く別のベクトルで動いていた…言い換えれば、物語の歯車が狂っていた。
GPU学園の周囲は、一般的な世界線では、商店街やカフェが並び、そこで、既存世界の子とチチンプイやシシヨのてぇてぇが見られることだろう…だが、ニャンノ世界は、常に、世の理とはいささか異なった展開をしていた。
「チチンプイくんとシシヨくん!頑張ろうね!」
「ウゲ!?帆日部!逃げるんだよぉぉ~」
「おい、チチンプイ!逃げちまったら帆日部がアッ」
「ねぇ、逃げちまった…兎ってどうなるか知ってる?」
「あっ、しまったこれは土下座だぜ」
シシヨくんは分かっていた
彼女を怒らせると
とんでもないことが起こるとして…
予防線を張る
逃げるチチンプイくん
なぜ、彼は逃げるのだろうか…
そもそも、彼はチチンプイくんは
元々はちちぷいちゃんなのだ…
しかして、囚人番号1010 トトに出会ってからというもの…思い描いていた仮想世界でのストーリーが崩壊してしまった…
いや、転校生として、世界自体が転校生なのだとしたら納得なのかもしれない…
そう、チチンプイくんは理解しちまった…逃げるという行動をしなければ、気づけなかった対象に
「俺は、帆日部だけじゃなくニャンノ世界を〈世界〉を相手に…」
体が無くなり、首だけになった
「さて、捕まえましたっと、逃げちゃったチチンプイくんにはコトコト煮込みましょうか」
「アガガガガ、やっやめてくれぇぇー!」
ニャンノ世界のCAPEちゃんは
ALTAIRちゃん(阿龍田稲瑠)と同様にクレイジーなのだとシシヨくんは思った。
「シシヨくんは、モンブギュウを倒してきてくださいね」
「もっモンブギュウ!あれは!くっ!やったるぞ!いくぞぉぉ!うぉーー!」
シシヨくんの胴体がバラバラになっていたことから、モンブギュウにボコボコにされていたのを帆日部は笑みを浮かべながら回収するのでした。
「頑張りましたね…さっ、チチンプイくんのカレーを食べに帰りましょう」
シシヨくんは思った…クレイジーでなければ、死んでしまう病なんだと彼女はそういう星のもとに構築されたのだと感じ、瞳を閉じた…
呪文
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