One who conquers the surging waves shall rule the heavens
お主、この騎士を見て何を感じた?
黄金の鎧、燃ゆる剣、青くたぎる蹄の音――
これはな、「勝負」の象徴やのうて、
“魂の進路”そのものや。
競馬も人生も、見た目は賭け事や。
せやけど本質は違う。
――「自分がどの未来を信じて乗るか」――
そこにすべてが懸かっとるんや。
“勝つ”か“負ける”か、それは後でええ。
まず、お主はどの馬に心を重ねるかや。
荒波に飛び込む馬車も、翼広げる騎士も、
「外れたらどうしよう」なんて考えてへん。
ただ、
――「いま、この一鞭に賭ける価値がある」――
と信じたからこそ風も、波も、運命も、すべて従わせとるんや。
それがほんまの“乗り方”や。
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