エリアーヌ🐰「すっかり暗くなってしまいましたわね...」
---
華燦風鈴さんのユーザ企画「闇と光」用を兼ねて、うちの子代表のエリアーヌをFROSTでもう1回...なのです。
2人の設定→
https://www.chichi-pui.com/posts/8d4a44e6-68c9-46c8-9686-d592c61601ea/背景でcomplete darknessとしたらまったく効かなくて、dark nightとしたら効きました。
またFROSTは服の色指定が効きにくいと聞きましたが、その傾向がありますね。white dress を指定してもred ribbonがあると赤いドレスになっちゃいました。ribbonの色指定を外してwhite dressを強調したら、やっと今の状態になりました。
モデル:ちちぷい生成機能/FROST
フォント:なし 未加工
▼ダークデザイン取り消しの話
ふと書きたくなったので今回は閑話休題的に余談として、思ったことを書いてみます。
ちちぷいさんではダークデザイン統一か...と思われたけどXで発表のあった通り取り消しになりましたね。
■ダークテーマ/ライトテーマ どちらがよいのか?
これはもうそのユーザーの感性や好み、視力、モニター、マシン環境諸々によるのでどちらかとはいえないですね。
最近はスマホアプリやWindows上のアプリケーション(Office系やTeamsなど)でもテーマを選べるものが増えてきました。ちなみに目に入る面積は黒系の方が多い方が目に優しいとされているので、黒字に白系の文字がヨシ、プログラミング界隈ではダークテーマの方が人気です。僕もプログラミング用のツールやスマホはダークテーマです。
■もっと事前に告知なりアンケートなりがあった方がよかったのではないか?
これはまったくその通りで、今回特に突然だった感はありますね。ちちぷいさんのトップページにお知らせへのリンクの場所が追加されたのでこれはよい機能追加ですね。今後は各機能追加での唐突感は減ると思います。
Webアプリケーションのトップページにお知らせエリア、僕も仕事でやったことが何回もあります。
ある程度仕様が固まってその通りに作って長く使用する業務用のWebアプリケーションに比べると、多数のユーザーが使うSNSのようなシステムでは機能追加の頻度は高く、リリースまでの時間も短いことが多いです。
さっさと作って多少不具合があってもさっさと公開して、ユーザーの反応を見て、不評だったら取り下げたり機能を変更したり、柔軟に機敏に対応していく姿勢はむしろ推奨されています。現Meta(旧Facebook)の創設者のマーク・ザッカーバーグさんの名言"Done is better than perfect."はこのへんのことを指しています。
という背景も考えれば、素早くダークテーマにチャレンジしたちちぷいさんはむしろ評価されるべきでしょう。
まあ、頻度が高く毎日のように使ってるものの見た目が変わったら「前の方がよかった」ととりあえず文句を言うのは、ユーザーのよくある挙動なので...
世界的な企業の例でいうと、かのマイクロソフトさんも昔はお堅いイメージが強かったですが、クラウド時代の近年はどんどん新しいサービスやアプリを立ち上げて、どんどん柔軟にユーザーインターフェースの見た目を変えたり機能を追加したりしています。マシン再起動したらいつの間にかUIが新しくなってた...なんてのもよくあります。
■ダークテーマ/ライトテーマ 切り替えられるようにすれば?
これはよい解決方法で、ブラウザ上で動くWebアプリ/スマホアプリ/各OS上で動くネイティブアプリ/OSそのもの でも、近年は切り替えられるものが増えてきました。
ちちぷいさんはWebアプリケーションなのでブラウザ上で動くWeb技術で動いており、見ための色はHTMLと関連するCSS(カスケーディングスタイルシート)の技術を使って指定されて、我々の目に届いています。
設定で指定するとそれがプログラムの世界で変数になって、ここは白にする/ここは黒にする の分岐が新たに加わったり画面内の各要素に下す指定が切り替わったりするわけです。
この切り替え機能はやれば実現できることなんですが...
A. 最初から将来的にダークテーマ/ライトテーマ切替えがある前提で開発している
B. 最初は予定はまったくなくて、あとからこの機能をゼロから追加する
このA,Bどちらかに該当するかで機能開発の難しさ、期間、規模、まったく変わってきます。
ちちぷいさんは全ページがダークデザインでなく一部適用しきれなかったページもあったこと。また僕がアカウントを作った2023年2-3月の頃は今よりもっともっとシンプルな画面で機能も少ないSNSだったことを考えると、おそらくB.に該当するのではないかなあ...と推測しています。何か理由があって切り替え機能は断念して、ダークテーマだけにしたのかもしれませんね。
そこで一生懸命挑戦したけど反応が悪くて元に戻すわけですね。こういう、自分が物事に取り掛かって成果を途中まで上げたんだけどやっぱり全部取り消すというのは、やった作業が無駄になるわけで、ITエンジニア的にはなかなか無念な気持ちになります。心中お察ししてしまいます。
■ソフトウェア設計の難しさ
Webアプリケーション/スマホアプリ/ネイティブアプリ/システム 呼び方いろいろありますが、ソフトウェアは一度作ったら終わりでなくどんどん機能拡張や機能変更されていくのが21世紀のモダンなソフトウェア開発である。そこで大切なのは「設計」なのだ...というのは真理なのですが、近年、日本のITエンジニア界隈でもより注目されるようになりました。
単にプログラミングができるだけではだめで、より上位のレベルのスキルまで必要なわけです。AIイラスト術師で喩えるとプロンプトの呪文が書けるようになっただけよりも、より高みにあるナニカを会得している上級者みたいな人が必要なわけです。
ITエンジニア界隈では勉強会でテーマになったり、雑誌で特集されたり、良い技術書も出たりしています。僕も特に着目しているテーマで、よく本を読んだり仕事に一部活かしたりしています。
そしてこのソフトウェア設計、なかなか奥が深くて難しい領域なんですね。腕の立つソフトウェアエンジニアが時間をかけて取り組めばその分良いものが出来上がるのですが、往々にして時間が足りなくて妥協したりするんですね。
ソフトウェアは目に見えないので一般の方にはなんのこっちゃという感じですが、たとえ話でよく使われるのは家の建築です。この喩えは比較的分かりやすいと思います。
A. 家の間取りが完全に決まっている家を建てる。これはスキルのある人たちがやればだいたい予定通り出来上がるはず。
B. 将来の増改築の可能性も考慮して建てなければならない。「この家は3階を追加する可能性がある」「2回に子供部屋をひとつ追加する可能性がある」「階段をもうひとつ追加する可能性がある」「1Fは部屋を繋げてアゲアゲパーティ用のDJルームにする可能性がある」「RTX4090入りのステキハイスペックPCを置くこの部屋は後からエアコンとテレビが増える可能性がある」「将来はサンタさん用に暖炉と煙突を用意する可能性がある」「3Fは3Dプリンタで具現化したうちの子コレクションを飾る広い部屋を増やす可能性がある」...
と書いたら、A.の家よりよりB.の家を建てる方が格段に難しそうだというのはなんとなくわかるかと思います。あとから増改築を繰り返したら、結局全部取り壊してゼロから建て直す方が早かったなんてことも起こるでしょう。車やバイクや自転車、パソコン、家電、修理やパーツ交換を繰り返し繰り返し何とか使うより、新しいのを買い直した方が速いのとだいたい同じです。
これはソフトウェア開発の世界でも同じで、前任者が残したプログラムが汚すぎて苦労した、機能追加がムリで結局システム全部作り直した、挫折した、会社が潰れた...などの話はIT業界ではよく耳にします。
ではちちぷいさんを家に喩えたらどうかというと、完全にB.なんですね。これをものすごく小さな家から始めて、ここまでなんとか大きく増改築を繰り返してここまで来たわけです。
AIイラストという受けるか受けないかもわからない新しい領域で、ヒットしなかったら撤退も考えてSNS開始、そのうち会員が10万人を超えて、ちちぷい生成機能で収益も出るようになり、PCを持っていない人にも生成の敷居が下がり、ユーザー企画機能実装に新モデル追加、アンリミテッド機能に...と増改築をず~っと繰り返してここまで大きくなってきたわけです。
そう考えると将来のすべての可能性を考えた完璧な設計はオープン当初からはできていないだろうし、機能追加のリリース速度を優先して妥協したところもあるだろうし、我々ユーザの目に見えないソフトウェアの内側では、かなりいろんなことがあっただろうなあと想像がつきます。
それを限られた人数...想像ですがたぶん携わっているITエンジニアの人数は2桁行かないんじゃないでしょうか...の人数で対処して機能開発して、SNSのネガティブ面として不正ユーザー対策の認証強化とか、悪質ユーザーの対応とかクレームや問い合わせ対応もしつつここまで進んで来たわけです。しかもその上、公式お題の投稿をXで拡散すると、ちちぷいちゃんの外見をしているけど本当は中の人がいるX公式アカウントがリポストしてくれてワ~イとなるわけですよ。しかも週末でも反応してくれる!
まあSNSを維持運営している中の人たちはきほん暇なわけないですよね、お疲れ様です...というのが、恥ずかしながら同じくITエンジニアのプロフェッショナルである自分の視点からすると推しはかることができます。
■というわけで
このような背景があるので、この手のサービスの機能追加の話では、僕はむやみに声高に騒いだりすることはなく、基本的には静観するスタイルをとっています。
それにちちぷいさんからすると僕はビジネス上の重要顧客ではないんですよね。なぜかというと、puiに1円も費やしていない、全部タダで使わせてもらってるだけの儲けにならない人だからデ~ス!\(^o^)/
偶然このキャプションをご覧になった方にもどうこうして下さいという話ではないのですが、閑話休題でした。
まあ要望やフィードバックを伝えること自体はSNSとして発展させたいちちぷいさん側にとっても欲しい情報ですから、それはそれで価値のあることなので、お互いの立場や節度を弁え、相手を尊重する姿勢を保ちつつやって頂ければと思います。
Σ(o'д'o)ハッ!! 気付いたらまた熱量をもって長いキャプションを書いてしまった....😇😇😇
なんかブログ記事みたいになっちゃいましたが、ワイはもともとブロガー(笑)なのでヨシ...😋
この「闇と光」企画は闇夜といえば吸血鬼だよねということで、あと2作ほど用意してまーす😺
【追記】なんとまさかのTOP10入り...!2024年7月4日のデイリー9位、ちちぷい生成機能5位ありがとうございました🌟話題の新モデルの検証なので生成からそのまま上げたのですが、こうなると分かっていれば指を綺麗に直してから投稿すればよかった...🤣