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神々の終焉

使用したAI その他
―――そして、各国の人間が手を取り合ったことにより、善の神の次元魔法が発動した。

「何故じゃ!何故こうなったのじゃ!」
悪の神は、怒り狂ったように叫んだ。

「お主ら人間は、争い合うことしか知らんかったじゃろう!隣国へ攻め入り、お互いを殺し合っておったではないか!それなのに、何故今は手を取り合っておるのじゃ!」

善の神は、憐れむように悪の神を見つめて言った。
「各国が手を取り合えたのは、あなたのお陰でもあります。あなたという共通の敵がいたから、協力する道を選べたのです。そうでなければ、争い続け、滅んでいたかもしれません。……私たちの世界のように」

「おのれっ!おのれっ!おのれっ……!」
悪の神は、嫌な記憶を振り払うかのように激しく首を振った。

「観念なさってください。あなたを、万物の存在しない異次元に転移させます!」
善の神が、祈るように目を閉じると、その背後に、異次元へのゲートが開いた。

「嫌じゃ!ここは、妾が作った世界なんじゃ!」
悪の神は、怯えたように叫んだ。

「そうですね。ですが、あなたの世界は、既に滅びました」

「妾の世界が滅びたのは、人間たちのせいじゃ!妾を崇めることを忘れ、妾の美しい世界を破壊した!そのくせ、滅亡の理由を妾に押し付け、悪の神と侮辱したっ!」

「ええ。悲しいことです。ですがそれは、あなたが生み出した人間が、あなたの庇護を離れて、自由意志を持った結果でもあります」

「そして今、この世界に来た人間たちも、私たち神の想像を超えていきました。この人間たちになら、私たちの世界を託してもよいのではないでしょうか?」

「ふざけるなっ!妾の世界を奪うというのなら、いっそこの世界ごと―――」

その瞬間、各国からの一斉攻撃が悪の神に注ぎ込まれた。
セントレイクの、剣撃と魔法による攻撃。
シラクレナの、呪術と剣術と妖術による攻撃。
ヒノイの、異能の力による攻撃。
フェンテスの、科学兵器による攻撃。

それらが合わさり、膨大なエネルギーとなり、悪の神を、次元魔法が生み出したゲートの奥に押し込んだ。

そして―――。

悪の神は、この世界から完全に消滅した。

呪文

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