雷電将軍&楓原万葉(いつの日か 雷霆に相対する者がこの地上に現れる)
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彼は拙者の親友であった
ある日彼は拙者に「無想の一太刀」を聞いたことがあるかと聞いてきた
拙者は当然、その一太刀は「神罰」が下る時のみ見られると答えた
それは雷電将軍が達した武の極み、最強である証
しかし彼は『その一太刀 手が届かなくもない』
『いつの日か 雷霆に相対する者がこの地上に現れる』と言った
その後「目狩り令」が何の前触れもなく下された
人々の願望は「永遠」を構築する瓦と成り果てた
そして、拙者が放浪をしていた時
彼が「目狩り令」の執行者に「御前試合」を申し込んだと聞いた
「御前試合」は厳粛で残酷なもの
敗者は神罰を受け、勝者は転機を勝ち取る
彼は自分こそが立ち上がるべき人間だと思ったのであろう
それに「無想の一太刀」に相対するのが彼の願いでもあった
しかし拙者が「天守閣」に着いた頃、すでに御前試合は終わっていた
ただ「神罰」が下り、彼の刀が地面へと落ちる音が響いた
それが彼の見たかった光であったのであろう
最後の瞬間、彼はどのような顔をしていたのだろうか
想像する間もなかったでござる
拙者は光が失せゆく神の目を奪いそこから逃げた
拙者に理解できたのは
彼の熱き願いを
氷のように冷たき神像へとはめ込むべきではないということのみ
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楓原万葉が雷電将軍に立ち向かうシーンいいですよね~(^^♪✨
呪文
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