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「遅くなり……申し訳有りません……」
戦場に突如として現れた女性、その声は確かにあの時の声と同じであった。

「今は悠長に話している時間はありませんね──」
彼女はまるで転移魔法を使ったかのように眼前から消える。
そしてミリ秒後には、周りを包囲していた機械歩兵たちがまるで、強制終了されたかのようにバタバタと倒れ込んでいた。
彼女が消えたと認知した直後には魔法のように思えたが、実際には違う。消えた瞬間、私の量子センサはエンタングルメントによりワープドライブによる「波」を検出した。つまり、彼女は周囲の空間時間を自在に操り、作り出した「波」に乗って高速移動していると推測される。
我々の世界においても、それらの手法は原理的には確立されており、ごくごく基礎的な実験においてはある程度成果がでていた。
だが、それをピンポイントで制御して、高速移動に使うなどという芸当は我々の技術ではいつ達成できるかの見当もつかないほどの超技術だ。
彼女は一体──。
そう思っていると再び眼前に彼女が現れ、唖然とする私達に語りかけた。

「まだ大物が残っています」
彼女は再び浮遊し、今度は視認できるほどの空間のゆがみが観測される。
「さぁ私と一緒に世界を……いえ……この星を守りましょう!」

呪文

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