妖精の小さな魔法
村のみんなが困っているのを見ると、魔法でこっそり助けるのが彼女のひそかな楽しみ。
「雨よ降っておくれ~!」
村人たちの切実な願いが聞こえると、妖精は空に大きな虹を描きました。
すると、たちまち空は明るくなり、恵みの雨が降り出したのです!
「魚が全然獲れないよ~!」
今度はそんな悲しそうな声が聞こえてきました。
妖精は川に住む魚たちに「みんな~、ご飯の時間だよ~!」と呼びかけました。
すると、みるみるうちに魚たちが集まり、村人たちの網はたちまちいっぱいに!
妖精の魔法は、どれもちょっとしたことばかり。
でも、困っている人にとっては、まさに神様からのプレゼント!
「もしかして、私たちを助けてくれてるのは妖精さんかも?」
村人たちの間で、そんな噂がささやかれるようになりました。
ある日、村人たちは妖精に感謝を伝えようと、森の奥にある彼女の家を訪ねました。
「妖精さん、いつも本当にありがとう!」
村人たちの笑顔と温かい言葉に、妖精はドキドキ。
「みんな…ありがとう!」
照れながらも感謝の気持ちを受け取ると、妖精は体中がポカポカしてきました。
こうして妖精は、村人たちとますます仲良しに。
彼女の魔法は、みんなの心を繋ぐ、あったか~い絆となったのでした。
ユーザー主催投稿企画「フェアリーテイル」
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/f5beee9b-4ff8-6774-6f26-3dd91e43f8cc/
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