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『黄昏峠のKeyboard』Song
https://suno.com/song/b682b796-7328-46cd-8cd7-b0470b4f8053

この世界は通常走行ではなく、
常にドリフトで車をはしらせるのが義務、一般的な世界、俺は安全運転とは真逆のこの世界をドリフト世界、つまり、Dworldと呼んだ。そして、俺は人間ではなく、車として転生した。そう、青い車のスバルインプレッサ、乗ってるのは孤高のドライブ、狼我 壮一だ。通り名は峠の狼、月夜に走らせ、華麗なドリフトで抜かしてきたもの数知れず。
そして、今回も、数多のドリフト野郎を撃破してゆく。
「クヒヒヒヒ、共倒れになれー!」
アフロヘアーの運転手のアタックを交わし
「板金覚悟のギリギリドリフトだー!」
なんなく、突破し、板金を払うことになる涙の音が聞こえる。
「トイレアタックだよ!ココココココ」
もはや、車がトイレになってる、奇っ怪な見た目の車にのった。狐耳すらも、
彼の前では追い抜かされてゆく。
しかし、虚無であった。どんなに追い抜かして走っていても真の面白さには至れなかった。そんなとき、黄昏峠にて、面白いやつがいると聞いた。そいつは何でも、絵文字ですか会話しないことから、絵文字Kと呼ばれてる。
黄昏時にて、彼が現れるのを車内にて待つ。俺は車だから、新しい顔ぶれにワクワクしていた。もちろん、エンジンもフルでしかも、キレイにしてもらったから気持ちがいい。車にとって、洗車されるのって嬉しいことなんだなと、わかる瞬間…。
もし、会話できたら、またいきたい!と言いたい。
「お前さんが絵文字のやつか」
「🤔」
顔文字で会話するのは本当らしい
「俺の名前か、言わなくてもわかるだろう…」
「😖」
「彼はあの人だよひとりぼっちの!」
「😃」
「おいおい、やめてくれよ、俺はボッチじゃない、一人が好きなんだ」
「つらかったよな、本当は一緒に御飯食べにいきたいとか、思ってたんだろう…しくしく」
「なに勝手に、俺の過去を見やがるやめろー!」
こうして、狼の過去が垣間見えたところで仕切り直し…
「お前が最近、黄昏峠で最強だと聞いてやって来た、だから、俺はお前にバトルをする!」
「🤔」
「何か条件でもあるのか?」
「🍣🥺」
「お前が買ったら寿司…いいだろう、わかった勝負だ」
車の俺が食べることのできない料理、食べたい、寿司、寿司食べたい!店だけでもいいから、寿司のディスプレイを見たい!
とエンジンをブンブンさせて訴えたい!
食べれたら、話せたらいいのにと、人間じゃない物になってはじめて気づく。
こうして、黄昏の夕陽の中でバトルをする。
結果は…絵文字Kの勝ちだった。
そして、皆でお寿司をたべることになって、狼我 壮一は笑顔で帰ってきた。

「なぁ、スバルまた、あいつらと走りたい…、だから、強くなりたい…これからもよろしくな」

晴れやかだった。今まで、険しい顔をしていた彼に光が射した。車の俺はもちろんと答えるように月に照らされ道、走る。

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