カエデ上京物語〜最終章〜
トップバッターがカエデである。
緊張しながらも全力で歌とダンスを披露した。
ナツミ「(歌はそこそこ。ダンスが素晴らしい。我流でやったって聞いてたけど、この子才能あるわ・・)」
2番目は紫色の髪の子。歌唱力が抜群だった
カエデは合いの手を入れる。
カエデ「いいよ、その調子!歌気持ちが伝わってるべ〜」
3番目は青髪のロングヘアの子
カエデはまた、
カエデ「いいべさいいべさ。歌とダンスがマッチしててセグジーだべさ」
4番目は黒髪ポニーテールの子、緊張して声が出ていない。
カエデ「大丈夫!大丈夫!みんな緊張してるべ、君1人じゃないべ!リラックス!リラックス!」
ナツミ「え〜っと以上で審査終了・・」
女の人の声「チョットマッテクダサイ」
声の主はリン・ドウだった。
リン「スミマセン。アサニ、ママタオレタ。ビョウインイテタ。レンラクサキワカラナイカラ、チコクツタエラレナカッタ。ナントカシンサウケタイ。」
プロデューサー「理由がどうあれ遅刻は失格だよ。」
カエデ「ちょっとまつべさ。プロデューサーしゃん。なんとかならんべか?リンちゃんはこの間の水着審査で私を助けてくれたべ。優しい心の持ち主だべ。今日だってお母様が倒れて病院連れてってたんだべ。しかもまだオーディション終わってないべさ。」
ナツミ「私からもお願いします。母親の急病だったんですから、受ける権利はあると思います。」
プロデューサー「・・いいだろう。では着替えて演技をしなさい」
リン「アリガトウゴザマシマス。スグニジュンビシマス。」
リンはアイドルノ衣装に着替え、全力でダンスと歌を披露した。それは素晴らしい演技だった。
全員演技が終了し、審査員が話し合いをして合格者を決めている。数分後、合格者が決定し、ついに合格者が発表される。
ナツミ「最終オーディションお疲れ様でした。皆さん素敵な歌とダンスありがとうござました。みんな合格してもいいと思うくらいとても悩みました。でも決めなければなりません。」
ナツミ「最終オーディションを合格で、Four seasons新メンバーになるのは・・・カエデちゃんあなたです。」
カエデは驚き一瞬戸惑ったが大粒の涙を流し、
カエデ「やった、やったべ〜嬉しいべ〜」
ナツミ「え〜。非常に悩みました・・最終的にカエデちゃんかリンちゃんのどちらかで迷いました。歌とダンスそして、水着の審査がリンちゃんは完璧でした。ただ遅刻の件があり、減点です。カエデちゃんは歌はそこそこ、ダンスが素晴らしかったですが、水着審査がちょっと・・・しかし、Four seasonsはみんな個性が強く私を含め完璧な人間ではございません。メンバーで助け合うことが大切です。最終オーディション中、他の参加者に必死で声をかけて励ましていました。この行為が自然にできる人こそ今のFour seasonsを担う人ではないかと。その結果がカエデちゃんでした。」
プロデューサー「とはいえ、やはり水着で泣いてしまうのはまだプロとは言えないし、勉強がまだまだ必要だね。後、確かにかわいいけど、プロとして何か一皮むけないと・・。なので研修生ということで裏方もやりつつ働いてもらいます?寮が空いているからそこに住んでもらうことになります。いいかなカエデ?」
カエデ「なんでもやるべさ!」
数日後、リン・ドウは母親の具合もよくなり、アイドルとしては不合格であったが、同じ事務所のタレント部門に配属が決まり、片言グルメレポーター等の仕事をして、少しづつ人気が出ている。
カエデは実家を離れ東京で、学生をしながらアイドルと裏方の3役をこなす日々が始まった。
アキナ「ごめんごめん、サッカーのイベントでオーディション見にいけなかったんだけど。君がカエデちゃんね。ヨロシク!」
ナツミ「おめでとう、カエデちゃん。Four seasonsへようこそ。これから一緒に頑張ろうね。」
カエデ「よろしくだべ〜」
こうして、カエデは一流アイドル目指して頑張るのであった。
時間を現在に戻す。
スタッフ「そういえば、メンバー5人なのにグループ名Four seasonsのままでいいんでしょうか?また、そろそろカエデちゃん研修生じゃなくて本メンバーでいいんじゃないですか?」
プロデューサー「いいんだよ。グループ名は変えるつもりはない。四季と4をかけてるんだら。数だって秋葉原の40何人のグループとか坂道のグループとか数字どうりのメンバーの人数じゃないから1人多いくらい関係ないよ。後、カエデは大分成長したけど、研修生という肩書きがあれば宣伝効果になるだろ、だから当面は研修生のままだ!」
エンディングテーマ Four seasons「ファイトソング」(sunoサイト)
https://suno.com/song/5100e43d-cd26-40da-824c-eff09991f266
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