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囚われの身となった少女騎士は、敵からの取引に応じるしかなかったようです。その4

使用したAI Custom Model


「……。来たか」
「はい、ご主人様」

 部屋に入ってきた彼女の身は既に清められている。格好だけなら
普段の彼女だ。だが、その表情は読み取れない。いや、悟られない
ように振舞っているか。

「さて、彼らをどうしたい?」
「っ!!」

 我ながら心底意地と思うが無駄話はするつもりはないので、率直
に聞いてやる。

「た、たすけ……」
「本心を言え」

 どうせ俺以外誰も聞いていないのだから言えと告げる。

「わ、わかりません……いえ、わからなくなりました」
「そうか」

 ならば少し事実を告げてやろう。

「彼らを処刑しろという声が上がっている」
「えっ?」
「貴様の祖国は愚か者の集まりのようでな。うちの捕虜を始末した
 らしい」
「そんなっ!?」
「なので、こちらも捕虜を始末してしまえという声が上がっている。
 今はまだ議題に上がったばかりだがな」

 しかし、となると、今目の前にいるこの少女も処刑の対象となる。
俺の傍に置いているが立場は捕虜だからな。

「さっきの一件の後、彼らにはこれを告げた。まぁ、それと同時に
 ある提案はさせてもらったがな」
「て、提案……ですか?」

 乗るかどうかはそいつら個人の判断次第だがな。

「こちらにつき、先兵として祖国と戦うという選択肢だ」
「そ、それは……」
「はっきり言ってやる。貴様らの祖国はまもなく滅びる」
「っ!!」
「あまりにも弱い。弱すぎる。良く今まで国が持ったものだと言い
 たくなるのと、政治的判断があまりにもよろしくない」

 大した戦力もないくせに、態度だけは大きく、自ら戦争を仕掛けて
きたのだ。こちらからの逆侵攻が現実になりつつある。そうなると、
もはや滅びるしかない。

「そんな……そんなことが」
「強いものが勝ち、弱きは滅びる。それが戦争だ」
「わ、わかってます」
「いいや、お前は分かってない。分からない囃し立てられて前線に
 送られ、そして、今こうして俺に好きなようにされている」
「あっ!? んっ!!」

 ベッドに押し倒し、キスをしてやる。いつもはわざと乱暴にして
いるのだが、今は優しくしてやる。

「俺の女になれ。そして、この国のために生きろ」
「なっ!? そ、それは……」
「今のままでいればお前も殺されるだろうな。そうなる前なら助け
 てはやれる」

 真っすぐに目を見るとこちらを見つめ返してくる。

「一つだけ約束してもらえませんか?」
「言ってみろ」
「私をずっと愛してくれますか?」
「良いだろう」

 即答してやった。我ながら随分と彼女を気に入ったらしい。自分
でも驚くほどの即答ぶりだ。

「やはり、家族の愛をろくに知らずに育ったか」
「はい」

 その才能ゆえにか。まぁ、俺には関係ない。俺は俺のやり方で
こいつを傍に置き、全力で愛してやろう。

「お前の全てを俺がもらう。代わりに俺の全てをお前にやるよ」
「はい……ご主人様の全てをもらいます」

 そして、この日に俺達は結ばれ、数年の時が流れた。

「あなた、おかえりなさい」
「ようやく帰れた。どうだ、身体の方は」
「心配性ですねぇ」
「ふん、お腹に子供が宿ってるんだ。これぐらいが良いだろう」
「そうかもしれませんね。ふふっ」

 そう言ってほほ笑むの彼女の笑顔はとても眩しい。出会った時の
自分の酷さを思い出してたまに凹みはするが、これからもこの笑顔
を守っていこうと心の中に誓い続けるのだった。


裏でもない設定

 捕虜になってた兵士たちは大半は寝返ったので道案内兼盾として、
最前線に立たせてあぼーん。生き延びたのは少しいたが、後に始末
されたのは言うまでもない() だって生かしておく理由がないし。

 最後の最後だけ無駄に優しくなってるが司令官の本質は変わらず。
子供が出来たので家庭では丸くなったが現場では鬼悪魔外道。
 基本的にああさせてたの、心を折って自分に依存させる目的も
あったし。結果としてどっちもどっちな気がしてならないけど()

 ただ、今までの捕虜みたいにあっさり媚びるようなら、遠慮なく
部下に与えて最後に壊れても、そうかで済ませてたのは間違いなし
ですがね。

ぁー、すっきりした。いい加減、青年と天使ちゃんの続き書くか。
あと、1本で終わると思うが。はてさて。

呪文

入力なし

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