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エクスプローラー・イン・ニューナゴヤ #5

使用したAI Stable Diffusion XL
前回: https://www.chichi-pui.com/posts/b02bafad-46cb-4ba0-8e85-41fec2ef3023/


越夜兵の疾走は、いまや最高速をマークしていた。アムリタの過剰摂取や旧世代の人体改造手術を受けた彼女の脚力は常人の3倍に匹敵する。
また、ニューナゴヤの地理的特性も彼女に味方していた。込み入った市街地では、例え最高速度は車両の方が上だとしても、小回りの差によって十分カバーが可能だ。
逃げ続ける車をぴったりとマークし続ける越夜兵。可能なら無傷で手に入れたい代物ではあるが、いざという時は乗員や車両に危害を加えることを厭わないことを示すかのように、握られた武器は鋭い輝きを放っていた。


武装した人間……それも、明らかに常人の能力を逸脱した者に執拗に追いかけられ、運転席の少女は半狂乱になりつつあった。
そんな彼女を宥めながら、シンカロンは対抗策を練り始める。相手の狙いは恐らくはこの車両、可能なら無傷で手に入れたいと考えているはずだと予測する。
故に、安全で開けた場所にて一時停止し……追跡者に一撃を加えれば、勝利とはいかずとも撃退することは可能であると、彼女は考えた。
運転手の少女に冷静にルートを指示し、目的地へ向かう。正直、分の悪い賭けではあるがそれでもこの車両は守りたい宝であることに疑いはなかった。


シンカロンが指示していたルートの先には、管理が放棄され草の生い茂る広場と……伝統的な建築技法で作成された城郭があった。
『ナゴヤ城』……幾度となく再建が行われたこの城も、今はただ歴史の地層に埋もれようとしていた。
そんな静寂を切り裂き、1台の真っ赤な車が城の前にやってくる。少女とシンカロンの二人を乗せたその車は、越夜兵を迎え撃つため、ここを決戦のバトルフィールドに選択したのだ!!

――透き通るような夏空の下! 荘厳なるナゴヤ城は壮絶なイクサの開始点と化す!


次回: https://www.chichi-pui.com/posts/031598a5-ec16-406b-b14d-c91ae61c9c75/

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