八百万(やおよろず)の神々の思考
「まあまあ、相手が知らなかったとも言えます。」ツキヨミが諫める。
10/1にヒノイ国は異世界に飛ばされた。霊力が低下する神々がイズモに集結する神無月を狙ったとすれば確信犯だ。
「で、召喚神は捕縛したのだな。」ブスッとしたアマテラスが呟く。
「はい、動けぬよう10の結界と四肢に鎖をつけてあります。しかしその神が・・・」
「どうした? まさかゼウスとかではないよな。あいつもう年金貰っているぞ。」
「いえいえ、全くそれが3級の召喚神でした。実力を誇りたいために滅ぶ世界に強引に4か国を召喚し、人間の思考に直接言葉を送って競わせたらしいです。」
「はあ? バカだろ、アホだろそいつ。何の手続きもなしにかあ。それにつられて戦争を起こした人間もアホだが、既に死傷者は4か国で10万人を超えたんだぜ。
これは厳罰だけじゃすまんな。それよりこっちの神連合の方の話は大丈夫だよな。」
「勿論、セントレイク、シラクレナの神は一神教なので話は早かったです。フェンテスでは科学が発達しすぎて神が必要なくなり神が消滅しております。
神は信じる者がいなければ消滅しますので。まあ、ヒノイが異常に神が多いんですけどね。」
アマテラスはツキヨミの言葉に少し考察すると言った。
「召喚神は人間界に追放する。人間の不死として永遠に生きろ。病死しても自殺しても生き返る。何万年も人間として生きるのが罪だ。生きるとは死ぬより辛いことを教え込む。
それに我々も、どの道元の世界へは戻れん。ここで他の神とうまくやるしかない。フェンテスには神不在か。アラハバキでも行かせるか。どーせアイツ暇してるしな」
「アラハバキは邪神ですよ。アマテラス様と同等の能力の・・・・」
「奴はバカだが、義理と人情の奴だ。新しい土地の神としてはあれくらい傲慢な方がいい」
「分かりました。手配致します。」ツキヨミはアマテラスから離れようとして止められた。
「アラハバキに言ってくれ。2000年もニート生活させてすまなかったとな」それを言うとアマテラスは去った。
この後、召喚神相手に罪の判決を正式に下しにいくのだ。こんな汚れ仕事でも自分でやるのた。言葉は荒っぽいが強く優しい心底尊敬する神だ。
「あの人は2000年前からツンデレなんだよなー」ツキヨミは溜息をついた。
呪文
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- Scale 5
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- Sampler k_dpmpp_2m
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- Steps 15
- Scale 5
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- Sampler k_dpmpp_2m
- Strength 0.8