キョンシーの謎(長文
男の娘でオカルトマニアのA氏と久しぶりに呑んだ。因みにA氏は大陸にルーツを持つ女装癖ありの職歴なしニート、酒カス、ヤニカス、スロカスというとても欲望に素直な人物です。最近は動画配信を始めて収益化を狙っている様子。ただ、チャンネル登録者は私を含めて5人…!
以下A氏と私の会話です。
「なぁ、信頼できる情報筋から聞いた話なんだが…夜に出るキョンシーたちに親玉がいる…正確にはいたらしいんだ」
「まじか、バラバラに行動してるみたいだけど…その親玉は指揮官のような?それとも王様?」
「王…女王かね。そいつは大陸から渡ってきたバケモノらしい。人間の倍くらいあって、人語も話せるしおかしな妖術も使えたんだと。そんでもって狂暴な性格だったらしい。なんでも今いるキョンシーたちは全てその女王が産んだ、所謂こどものような存在らしいんだ」
「はぁ?キョンシーがキョンシーを産む!?意味わからねえぞ、そもそもキョンシーは中国のアンデットだろう」
「当然そう思うよな?でもよく考えろ、あいつら伝承のキョンシーと全然違くないか?」
「確かに…おれも一回捕まったけど、体めっちゃ柔らかくていい匂いだったし、喰い殺されもしなかったわ。この店は【全年齢】だから詳しくは言えねえけど…兎に角すごかった…」
「だろ?あいつらはもしかしたらキョンシーのようにみえる、全く別の存在かもしれないのだ」
「しかし産むったって…オスは?ギャルタイプの個体しか見たことねえぞ?単体生殖…まさかなあ」
「それだよ!親玉が独りで産むんだとさ!しかも方法が…訊いて驚くな、口から卵として吐き出すそうだ!あっと言う間に孵化して今のようなキョンシーになるんだとさ。しかもかなりの頻度で産卵できるらしい」
「な、なんだそりゃ…それじゃあその気になりゃ世の中キョンシーだらけになっちまうじゃねえかよ」
「お前冴えてるな…その通りおれらが生まれるよりもずっと前にキョンシーがあふれ返った時があったんだと。今と違って狂暴で人間を容赦なく殺すようなキョンシーがな」
「そんな話聞いたことねえけど…そ、それで!?」
「もはや人類は絶体絶命というとき、1人の霊験あらたかな道士が己の命と引き換えに親玉キョンシーを封じ込めたそうだ。炊飯器にな。当時は電子ジャーと呼んだそうだがね」
「す、炊飯器!?なんで炊飯器なんだよ…それにその炊飯器は今どこに?残りのキョンシーは?今もいるじゃねーか」
「炊飯器はその道士のお弟子さんがどこかへ持ち去り隠してしまった。在処は誰も知らない。残りのキョンシーは同時に狂暴性を失ったので放置されることになったらしい。もとからどうすることもできない存在だったからだろうな。あいつら自衛隊の装備でも駆逐できないじゃん」
「なんだよその楽器みたいな名前した大魔王みたいな話…本当かよ…」
「信頼できる方からの昔話だ…それに最近キョンシーが大量発生しているし、狂暴化して問題になってるよな?これ、どういう意味か分かるか?」
「誰かが炊飯器を見つけて封印を解いたってことか?なんでそんなこと」
「知らないで開けちまったのかもなあ。まぁ、信じるか信じないかは君次第だよ密友」
1枚目 クィーンキョンシー
2枚目 友人A
です
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 35
- Scale 7.5
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- Steps 35
- Scale 7.5
- Seed 1648520233
- Sampler DPM++ 2M Karras