ダンまち 裏章◆触手篇②
もしかすると存在すら忘れられる類の呪いがかけられているのかもしれない。それにしてもこうして柔らかそうな尻をくねらせて歩く姿は絶品と言うしかない。
探索の旅が半月を過ぎた頃にはすっかり神様も俺のことを信用してくれるようになったらしい。人々の記憶は完全には消えておらずベル・クラネルたる冒険者がいかに皆の心の深層にまで刻まれる人物であったかを想像させる。その僅かな痕跡を追跡することで確実に彼に近づいていると感じるのだ。それにしても神様、少し無防備過ぎやしないか?
呪文
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