ScreamⅡ
「なんで? おにぎりは4個にしたし、オカズもお前が好きな唐揚げだぞ?」
「それとは別で、特別重大な案件が発生しています!」
「重大な案件? (やばっ、コメを安いのにしたのバレたか・・・)」
「おにぎりの具が梅干しとオカカになっています! おにぎりの具と言えば鮭とタラコです!」
「そっちかよ! 今日は鮭缶がなくてな。でも俺は梅干しは大好きだぞ」
「おにぎりは鮭とタラコです! 私は非常に怒っております! と言っても食べ物は粗末にするとお天道様に怒られます。私は、本当に仕方なく食べるのです!」
「うーんお前、アホな子だな」
とアホの彼女が言う割には、俺の作った弁当は綺麗に完食した。
知人の猫耳から理由あって預かっているのが彼女だ。
俺はこの荘園の管理人だ。怒りながら文句を言いながら俺の弁当を完食する。
料理が趣味の俺としては、うまそうに沢山食う奴が一番好きだ。
あっそうそう、管理人ってことは俺は貴族なんよ。別名領主とも言うかな。まあ、一番下の男爵だけどね。
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