沼に棲む異形

2024/04/16

使用したAI ちちぷい生成機能

とある女冒険者が消息を絶った。単独で行動できるマスタークラスの熟練剣士だったというが、ここ数ヶ月まったく音信不通となっている。所属するギルド長からの指示で調査に動いたのだが、どうやら彼女はこの村で討伐依頼を請け負ったらしい。この村が在るエリアは辺鄙な片田舎で、出没する魔物も低レベルなスライムや魔獣に亜人など。彼女の実力でこれらに不覚を取ったとでも言うのだろうか。村で詳細を尋ねると「山奥にある沼の調査」を依頼したのだという。近頃、村人がその沼周辺で行方不明になり、捜索に出た者もまた還ってこない。普通なら放置され回収されない遺骸は蘇生や呪除を施さない限り、屍人、グールとなって彷徨うものだが、その痕跡も確認されない。気味が悪いので調査をギルドに依頼したところ、彼女が赴いてきたという次第だった。だとすれば呪術師の類でもその沼に棲み着いたものか。こういう場所を拠点にされると所業の露見が遅れて厄介なことになるのもしばしば起こる。しかも彼女ほどの手練れがやられたか、或いは捕縛されたか……だとすればギルドへ応援を要請し、場合によっては領主へ派兵を要請しなければならない。対策を思案しつつ、嫌がる村人から逃げ足の速そうな者を三人ほど引き連れて現地調査へ向かった。村の言い伝えによれば、沼へと至る山道はかつて、百年以上昔にこの地を支配した大呪術師へ生贄を捧げるために切り拓かれたのだという。とはいえ既に討伐されており、魔力の素であるマナが豊富な蓮根が収穫できるので村人も安心して通っていたそうな。それが今になってこのような事態になり、熟練の冒険者すら帰還せず、遺骸も見当たらず……現れるであろう「敵」の姿をなかなか想像できぬまま、沼の畔(ほとり)まで辿り着いてしまった。村人の一人が血相を変えて叫んだ、行方不明になった鍛冶職人の一人娘らしい。顔に生気なく、服も脱ぎ捨て全裸──ではなく、首から下が緑色に変色していた。よく観察すれば、まるでインナーアーマーが肌に密着しているような、奇妙な光沢をその肢体に覆っている。おそらくは「敵」の施した何かしら、そうとしか判断しようがない。決してアレには近づくな、そして一人は直ちに村へ戻って領主の城へ避難する準備を始めろ、そう指示を出し急ぎ走らせる。残りの二人は周囲を警戒し決して離れないよう厳命し、自分も短剣を構え周囲を検索する。行方不明者は十人にも満たない……筈が、次々と沼の底からぼこ、ぼこと泡を噴くたびに同じ顔かたちの女が現れてくる。男も行方不明だというのに、皆ぞろ女、同じ若い娘の顔、顔、顔。その中に唯一、見知った顔を確認できた。彼女だった。しかし、同じように緑の何かに包まれている。彼女も「敵」にやられたと容易に想像がついたところで、直近に迫っていた女の一人、いや、一匹の顔がべろりと剥けた。そう表現するしかなかった。通常の魔物のカテゴリには入らなさそうな、人の皮を被った異形の化物。得体の知れぬ恐怖。唇と顔半分が異様なほどに延びた、その触手が矢のように襲いかかり、斜め後ろの村人の頭を貫通した。びく、びくと痙攣する新鮮な遺骸を瞬く間に沼に引きずり込み、沼が生物であるかのように啜り舐め、骨を砕くような咀嚼音を出し、血に塗れたげっぷを戻してきた。もはや名状しがたい「敵」は想像の範疇を超えている、逃げるより他にない。生き残っている村人は半狂乱で既に逃亡していた。だが、その無防備な背中を先程の触手が刺し貫き、同じように沼へと引きずり込まれていった。このままでは自分も沼の、「敵」の餌食となってしまう。万事休す──

─────

よもやちちぷい画像生成でこんなエッジの効いたグロ画像が生成できようとは。Pixivで「得体の知れない化物が棲む沼」というエログロ小話を投稿してたのだが、こういう類の画像が生成できなかったのでグロ描写はキャプションで補って想像するしかなかったのだが、ひとつの形が成ってベネ。まあ、偶然の産物なんですけれども。

呪文

呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。

イラストの呪文（プロンプト）

jacket partially removed, heart in eye, burnt clothes, holding fishing rod, kanji, doujin cover, pentagram, tape gag, adjusting headwear, red socks, friends, cloud print, coke-bottle glasses, oral invitation, competition school swimsuit, barbell piercing, gradient legwear, prisoner, blood on breasts, wind chime, carrying over shoulder, tape measure, flaming weapon