神様三兄弟・長男 ハデス
まずは長男、ハデス様のご登場です!
冥界と死者の世界を支配する神様とだけあって、いかにも禍々しい風貌。
いや、これはあくまでわたしのイメージなんですがね。
様々なマンガやゲームなどで悪役として知られるハデス爺。
そりゃ死者の国を司り、地下に潜って年中暗いとこにいて、さらにはそこに地上から誘拐してきた女の子を嫁にしちまうてんだから、良いイメージが浮かぶはずもありません。
しかしながら実は彼、もともとは純真無垢で素直で優しい少年だったそうな。
実の父クロノス率いるティターン族との戦いに勝利したハデス、ポセイドン、ゼウスの三兄弟は、世界の分領(領土を分け合う)を決める際、くじ引きでドベを引いてしまい、地下の世界を支配することになったのだそう。
陰気でジメジメしたとこに長く居りゃあ、そりゃこんな風貌にもなってしまいますわよ。
おまけに死者の魂を管理するなんて仕事やってりゃ、おどろおどろしいイメージもついてしまいます。
彼にはなんの悪気もないのにね。
そんなハデス様の強さは、なんといっても『富』です。
つまり金に物言わすって爺です。
地下資源はすべてハデス様によって支配されているので、彼の一存なしでは金塊も宝石も排出されません。
さらには『豊穣の神』としても君臨しているので、彼が機嫌を損ねれば農作物は一切育ちません。
つまり生きとし生けるものすべてがハデス様にひれ伏さない限り、生きていけないって寸法ですどうだまいったか!
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