臨時共闘交渉
🟦「……これは珍しい方から。随分私をお探しだったようですね。一応、ここは秘匿回線の筈なんですが」
🟥「ルースト005の電脳バニーの力を借りまして。お互い忙しい身ですし、単刀直入に。共闘しません?」
🟦「正気ですか?お忘れかもしれませんが、私達はたった今も戦闘中ですよ?」
🟥「でも、共通の敵が誕生した。あの存在、お気づきでしょう?あれでは、貴方達は儀式も進められない」
🟦「……忙しいんです、要求は何ですか。多くは吞めませんよ」
🟥「簡単です。収束まで相互非戦と『心眼使い」の貸出。こちらは当代最高峰の現役イカロスを提供します」
🟦「つまり共同で戦略偵察、ですか。でも『あれ」に心があると?」
🟥「心がなくて交渉不可能なら、どっちも失敗するだけです。それが分かるだけでもお互い得るものがある」
🟦「……いいでしょう。ノーマンズランド南端の廃墟へ。1時間以内に来なければ、この話はご破算です」
🟥「ご協力感謝します、では後ほど」
通信が終了すると、ミオは深いため息をついた。まだ終わりではない。全てはこれからだ。
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