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あらすじ
両親や天帝の反対を押しきって、
下界で暮らすことを決意した織姫は
彦星が来るのを待っていた。
1枚目
一年に一回しか会えないなんて悲しいじゃない。私は、天帝様に「私はもう、下界に降ります!」って辞表を提出して、降り立った。父は悲しみにくれていたが、そんなのは知らないわ!
私は彦星のことが好き、どうしてお父様が恋愛できて、私には好きな人と恋するのはいけないの、というか天帝さまったら本当になんなの!まぁ、確かに、仕事をサボったけど、恋をする気持ちとか、一緒にいて安心するとか、そういうのって大事じゃない…、はぁ、はやく来ないかな彦星…、無事に待ち合わせに来るといいのだけど。
2枚目
はぁ、まだかな彦星…、あなたが来るのが楽しみだわ。だって、小さい頃から、あなたといると心が安らぐっていうか、実家にいるよりも実家だったなぁ~。あぁ、はやく、彦星の膝に膝枕したいなぁ~。そして、一緒に夜空を見ながら餅を食べて~。わぁ、夢が広がるなぁ~。もう、下界に降りたんだから…、彦星と家族になるなんて、わぁー、どうしよう、名前、名前考えたり、うーん、男の子だったら、姫彦とか、うーん、名前なぁ~、うーん、どうしようかなぁ~。あぁ、これからが楽しみだなぁ…彦星…大好き…考えるだけでドキドキする…

3枚目

「あっあの織姫、」

「わっ!びっくりした、山賊だったら、縛り上げてたところよ」

「ははは、驚かせてごめんね」

彦星がキターーーー!

うっ、ヤバいドキドキする。

考えてること、口から漏れでてなかったかしら!?

「なっなによ!アンタ、だいたい、女の子を待たせるなんて!普通の子だったら帰ってるわ!」

「ごめん、両親と天帝さんそして、織姫
の両親を説得させるのに時間かかっちゃって」

ん?説得?

「え?あの、彦星…認めてもらったの?」

「うん、僕たちこれから一緒に暮らせるんだよ、新たな住まいで!」

「うっ、心配したじゃないのよぉー!バカバカバカバカ」

私は彦星の胸にポカポカと叩く、
彼は私を優しく抱き締める。

「これからは一緒に過ごせるね」

「うん…」

彦星の体は汗で濡れていた。
一生懸命来てくれたんだとわかると、
胸がますますドキドキしてくる。

「織姫…」

「彦星…」

私は彼の背中に手をまわす。
心臓の鼓動が聞こえる、
胸がきゅんきゅんしてくる。

「織姫の鼓動を感じるよ」

「私もアンタと同じ気持ちだから」

好き、大好き、アイラブユー、
言いたい、好き、言いたいけど、
素直になれない、うーん、
言いたくて、言えなくて、
行ったり来たりしてる、

「すっすっ」

「愛してる」

「ふっふっフライングするなぁ!」

私は思わず、彦星の頬を叩いてしまう。

「べっ別に嫌いだからじゃないんだからね、すっ好きだから、まぁそのなんていうの、そのあっアンタ、すっすき焼き好きなんでしょうからなんというかまぁ、そのあわのつめあわせをえっと、あの」

「織姫は可愛いな」

「うぅ、うっさいバカ!」

胸が破裂しそうだわ…、
あなたの柔らかそうな顔をみたら、
ふわふわしちゃうじゃない!

4枚目

(彦星視点)

彼女は、胸に手をあて、
僕をみる。

「ふん、まぁ、アンタとこれから一緒にすごせると知って、安心したわ」

彼女の笑顔にはいつも心が晴れやかになる。君の芯の強いところに僕はひかれていた。

「ありがとう織姫、君が動いてくれたから、僕は進めたんだ」

「まっまぁ感謝されて当然よ!」

ぐぅ~

彼女のお腹からの声

「はっ、べっ別にお腹すいてないんだから!」

「ふっ、織姫は本当にツンデレちゃんだなぁ」

「ツンデレってなっなによ!物語と現実は別だかんね」

「ふっそういうところだよ」

思わず、笑みがこぼれる。

「それじゃあ今夜はすき焼きパーティーだぁ!」

「いっいぇ~」

照れながら手を同じく天へとあげる彼女、
僕らはいきる、これからも、
たとえ、この先困難が立ち塞がろうとも
彼女と一緒なら進んでいける。

呪文

入力なし

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