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断続的記憶欠落症候群 <メモリロスターズ>

使用したAI Dalle
”なかよし部”からの決死の脱出,逃亡,あるいは戦場でフェンテスに救出された,元”親友”のフェンテス兵.
奇跡的に回復を見せた者であっても,やはり後遺症は残るもので,最も多い症状は「定期的な記憶の大規模欠落」であった.

救出され,回復したものの,私生活や任務中の記憶が虫食いのように消えている.
隣人や友人に聞けば,その間はごく普通に振る舞っていたと言うが,やはり不安は残るものだ.
医療機関に相談しても,過去の重度のトラウマが原因と推測されるばかりで,根源的治療法はない.
メモリ・ロスターズと呼ばれた彼らは,フェンテス文化圏では同情的に,しかし優しく丁寧に扱われるだろう.


ヒノイ技術部は知っていた.
そういう,文化だと.


彼らの記憶は消えたわけではない.
極秘回線通信,あるいは物理的輸送手段で持って,そっくり丸ごとヒノイ技術部に送信されているだけだ.
見聞きしたもの,体験経験,文化娯楽,etc etc.
それらは全て解析に回され,技術部の「探究」の糧となる.
フェンテスの目で見たフェンテスを.セントレイクを.シラクレナを.そして,ヒノイ自身を.

元”親友”というフィルタを通して,己が姿を見た技術部員は,果たして何を思うのだろうか.

呪文

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