【樹海のかみさま】絶対ヒロインになんてならない
【ハーメルン掲載】紫陽花の季節に会いましょう著:樹海のかみさま ーメス堕ちENDを回避したい男の娘ヒロインは闇堕ちしてみることにしたー1章22話:絶対ヒロインになんてならないよりインスパイア
ニコラがおかしくなったのは入学式から。それならこいつの背後にいる色恋の神もその頃にコイツを巫女にしたんだろう。それなのにもうこんなに呑まれてる。
深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ。彼岸と近づき過ぎればいずれ彼岸に呑まれる。僕も肝に銘じておこう。
「やっぱり改変しよう。ほの囮が夏葉をまだ好いてるように書き換える。ここ数日間でおかしくなったなら金曜まで戻す」
「………」
「ああでも女装イベントを思い出せるようにしないと整合性が、ああ、くそくそくそ。それなら放課後以降の記憶を消してその間にボクが調査すれば」
「おい、ニコラ」
「うんそれでいこう! ぬふふふー。これからもっともっと楽しくなる! 一緒に堕ちていこうね、ほの囮。ボクが君をヒロインにしてあげるよっ」
満足げなニコラ。自分のゲーム盤で自分が負けるなんて微塵も考えていないほど自信たっぷりだった。
そんなニコラにやられっぱなしじゃない。僕は彼女に立ち向かう必要がある。そして、そんな彼女に屈辱的な敗北を味わわせてやる。
口を開く。そして、嫌味たっぷりに笑って言ってやった。
「いいや、僕は絶対ヒロインになんてならない」
それを聞いたニコラは牙を剥いたような顔でこっちをみて、そのまま指を鳴らした。
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