双刀の赤竜 -Dragon's Note- {竜追いの手記}
それは竜に魅せられた一人の人間が残した一冊の手帳。
そして今より語られるのは その手記の一部となる...。
赤い体色に 竜にしては小柄な体長。
その種は知性を持ち 二刀の武器を有していた。
見たことも聞いたこともない。
文明性を感じさせる種の存在を目撃した私は、
思わず身を投げ出して 声をかけてしまっていた。
どうやら言葉は通じない様だ。
運良くこの種は温厚的であり 理性を持ち合わせていた。
そのお陰で攻撃はされず 私は無事で済んだ。
私が発している人の言語に対し、
この竜は意思を持って何かを伝えようとしていた。
最終的には互いに 意思疎通を諦め、
竜は飛び去ってしまった。
推測するに かの竜はこの世界ではない、
他の世界から何らかの形で迷いこんだ存在だと考えている。
呪文
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