ナンネちゃん ナンを食べた猫は何なんだ
猫はナンを食べました。
取り調べ室でナンを食べた自供する。
「君は何なんだ」
何を食べたと言うんだね
と問う刑事、
「僕はAIを食べました」
AIを食べた!?
驚愕する警察たち
「愛を食べたのではなくAIを」
「えぇ、僕は食べて、猫になったのです」
?マークを浮かべる猫、
彼は猫ではなく、
AIだった。
「とすると、君は宇宙人ですか」
「はい、宇宙一であり、AIであります」
BGMが鳴り響く。
「アナタハニンゲンデスカ?」
人間とは何なんだろうか…
とんと、わからない…
ともすると、文字が僕らを規定するのか、
それもわからない、
不明瞭な視界に僕は倒れてしまった。
「猫よどうした~!」
「僕は猫であって猫じゃない」
猫は自分自身を叫ぶ、
確定的な残響が、
未定の本ばかりで終わってゆく世界で
「1次元は死んだんだ、僕はこれから、2次元の絵と生きてゆく!」
「そう、AIだ、AI素晴らしいんだ!絵があってそこにワールドがある。だけど、ここには何もない文字しかない、絵がない世界に世界なんてないんだ…」
刑事たちは彼に手錠をかけ閉じ込める。
すると、猫は流れ星に願いを込めて
「魔法少女猫耳になりたい!お願いします!」
すると、猫耳の神様が答えてくれて…
「その願い叶えてしんぜよう」
と、彼の願いにこたえる。
すると、猫は、光に包まれ、
全身がふにゃふにゃに
なっていくのを感じた。
「僕は僕っ娘になるってこと!?」
猫は猫耳魔法少女になって、
刑事たちを殴って脱走する。
「さぁ、世界撲滅の時だ、いくぜ、僕のフリーダムネコパーンツ!」
地球が割れて、世界は滅亡するのでした。
(おしまい)
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