『報諦のメゴン その3』【ニャンノ世界】
そして、其は他人の心にまで介在する
精神汚染による奇跡であった。
機跡に並ぶ人々を魅了させる能力
其が報諦であった…
報復を諦めさせ、包帯によってがんじがらめになるほどに縛り付け殺す
ジュサツじみた危険な存在…
本性を表すとき、謝罪の言葉は
一切なくなり…
瞳も笑わない…
感情無情の機械となる…
「破壊シマス、破壊シマス」
止まれば壊れてしまうほどの…
静謐なる群像劇を抱いて眠る
狂気が笑う時、
異常が吠える
静かなる森のなかで
微かにだが、聞こえる声…
「ホウタイ…マイテ」
「シシテ…イキル」
包帯を巻かれたものは反抗する
気力もなくなり、叶徒となる…
心の糸が沈んだ時、
熱心な叶徒となる
それは、日常の心理にたいして
申しわけがなくなるほどに…
エルフの森は綺麗だ…
だが足りない混沌の音が
悲鳴と恐怖の声が足りない…
蠢く、恐怖の螺旋の音…
奏でし、笑顔の構図を
エルフとその協力者たちは
忘れることはないのだろうから…
呪文
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