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恐ろしい敵

使用したAI NovelAI
「ようこそ、私の城へ。遠慮なく入ってくれ」
案内された扉の前。顔を覗かせた男はコチラを見ると笑顔で私を招き入れる。
暖炉にソファ。かなりの広さの豪勢な部屋。
最近頻発している冒険者が突然神隠しされたかの様にいなくなってしまうと言う事件の黒幕。とされる男。そいつが今目の前にいる。
この厳重な守りの城の中でどこに男がいるかもわからない状況で、どうやって入り込むか頭を悩ませる中、男からこの城への招待状が届いた。私1人だけと言う条件付きで。
もちろん仲間のみんなは猛反対したが、城門の外に広がる森の中で待機してもらう事で納得してくれた。消えた冒険者は全て女性。
なぜなのか・・・はこの男を見ればわかる気がする。。。私を見るねっとり絡みつく様な視線。にやけた顔。きっと招き入れた女性冒険者を。
許せない。けど、それも今日で終わらせる!
私をこの部屋に入れた事を後悔させてやる。
「まぁソファにでも座ってゆっくりしてくれ。」
振り向きざまに私は男の方にダッシュする。
剣は城に入る時に入り口で取り上げられた。
だけど体術系のスキルがあればこんな男なんて一瞬で終わらせる。
私の拳が男のみぞおち辺りにめり込む!
決まった!
前のめりになる男が床に膝をついた。
俯いた顔が・・・笑っている。
肩を震わせて。
「いいね。最高だよ。君は。」
浅かったか?!
私は膝立ちする男のこめかみに回し蹴りを放つ。
1発でダメならもう、コイツが倒れるまで攻め続ける!

床に尻餅をついてへたり込んだ。

のは、私の方だった。
攻撃されたわけではない。息が切れるまで打撃を浴びせ続けたが、コイツはうすら笑いを浮かべている。何故?!

へたり込む私の目の前に男が立っている。
「君は誰を相手にしているかわかっているのかな?この仮想世界は私が作った物なのだよ。私は創造主なのだ。勝てるわけがないだろう?」

もう動ける体力は残ってない。
男は服を脱ぎ始めると私の顔に自らのそり返った物を私の顔になすり付けてくる。
き、汚い。怖い。
でも、もうそれを払いのける程の力も腕に入らない。

「君は消えた冒険者達がどうなったのか知りたいんだろう?今から教えてあげるからしっかり目を開いて見ているんだよ。」

ソファで後ろから男に責められ続ける。
「君は本当に素晴らしい。間違いなく今までで一番の満足感だ!」
気持ち悪い。仮想世界の出来事とはいえ、体の感触がダイレクトに頭に伝わってくる。疑似体験とはいえ、初めてを奪われた。涙が出てくる。
「もうイキそうだよ。一つ君に選ばせてあげよう。この君の姿を外の連中にも見てもらうか?空一面に映像を投影してな。きっと喜ぶぞ」
みんなの事もばれている!
「それともこのまま中に出されるか、さぁ、どちらがいいか選ばせてあげよう。」
みんなにこんな情けない姿を見られるなんて絶対に嫌!でも中に出される方を選ぶのも出来るわけない!両方嫌だ!
その間も男は腰の動きを止めはしない。何なら段々激しくなっている。考えがまとまらない。
少しの間があった後男が私の耳元で囁く。
「このまま選ばないまま終わると思ってるのか?君は!甘いよねぇ。ならこのまま中に出すところまで皆んなに見てもらおう。そうしよう。それじゃ外の森上空に映像を投影する。」
男は早口に捲し立てる。
「ちょっ!ちょっと待って!分かりました選びます!お願いします。このまま中に出してください。」
「時間ギリギリだったね。次からはすぐに答える様にしろ!わかったな!」
「はいっ!」
男がスパートをかける。
動きが一段と早くやったあと、ぴたりと動きが止まる。私の中に何かが流れ込んでくる。

私は1人で来た事を激しく後悔していた。

呪文

入力なし

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