次々と工程を経て、ヒフミとノヴァはついに鋳造のある最終段階の焼結・鋳込に辿り着きました。
工房の超高温作業エリアにて
「まず、超高温作業エリアには2種類あります。
一つは焼結炉で、鋳型を800度の高温で焼結させるの。」
《焼結》
鋳型に耐熱強度をさらに与えるために高温で焼き、
鋳込み時の鋳型の割れ防止や湯回りを良くするために行われる重要な工程です。
「もうひとつは、金属を1640度の高温で溶かし、さまざまな薬品を加えて成分を調整する鋳造炉です。」
《鋳込》
焼結した高温の状態の鋳型に溶解した金属の鋳込みを行います。
鋳込み前に鋳造炉から不純物を取り除いた状態のものを鋳造します。
「説明は以上、んじゃ、始めましょう。
こっちは鋳造炉で金属を溶かし、成分を調整するから、ヒフミ、焼結炉おねがいね。」
ヒフミ:はーい、ノヴァちゃん、鋳型を全部、焼結炉に入れましょう。
ノヴァ:うん、わかった。
ひふみとノヴァが鋳型を焼結炉に入れた。
ヒフミ:んじゃ、起動するね~!
ノヴァはヒフミのとなりまで移動した。
点火!!
焼結炉の総スイッチを入れた同時に、内部は燃え盛る炎が燃えていた。
ヒフミ:フォーーー熱い~相変わらず熱い~焼結炉だけこんなに暑いなのに、鋳造炉はもっとあついです~。
ヒフミ:あれ?ノヴァちゃん、熱くない??
ノヴァ:うん、全然熱くないよ。
ヒフミ:あははは...すごい!さすが10万度の炎でも扱えるノヴァちゃんw
ノヴァ:(ヒフミに微笑み)
30分後.........
「ヒフミ~鉄水(溶けた金属)できたから、そろそろ鋳型持ってきて~」
《実際は焼結担当者は防火服に身を包み、長い柄の道具で焼結できた鋳型を鋳造炉に持っていき、鉄水を注入させるのです。
ヒフミ:はーい、あれ?
「どうしたの?」
ヒフミ:あ~あれですよ~前回ヒフミが折れた道具、買い替え忘れた...
「ぇぇぇ~~~~?!マネージャーなにやったんだ~~!!(怒wwwww」
ヒフミ:い、いま瞬間移動で買いに行く!!
「ダメだ!!人だらけのところで現れたらどうなる!!」
ヒフミ:...ぴぇぇぇん;;
ノヴァ:とりあえずこの焼結できた真っ赤な鋳型をひふみさんのところまで運べればいいですね?
ひふみ&ヒフミ:ぇ?
ノヴァは燃え盛る炎が燃えている焼結炉に手を伸び、鋳型と取り出した。
ひふみ&ヒフミ:ぇぇぇぇ?!?!!?!
「あ、ノヴァちゃん、鋳造炉の前の注入口に運んでくれ!そして動かずでね!」
「あと鉄水って言っても、重量は鉄のままだから気を付けて!」
ノヴァは鋳型を鋳造炉の前の注入口まで持ち込んだ。
「鋳込!》
鋳造炉から鉄水が流れ、ノヴァの手中の鋳型が鉄水に満たされた。
「よし!それをヒフミのところの地面に置いてくれ、ヒフミ、ノヴァちゃんにサポートして!」
ヒフミ:ここに置いて、そして次の鋳型を...あとは繰り返す感じで~!
30分後...。
「ノヴァちゃん、助かった...w でもすごいな、1600度の高溫なのに、汗も出ないな...」
「ヒフミ、帰宅したら説教ね~♪」
ヒフミ:はい...;;
ノヴァ:やらかしたヒフミちゃんは初めてみた...じゃないね、ワックス模型作るときも...
ヒフミ:いわないの~~!;;
ノヴァ:うふふふ♪
ヒフミ:あ!!ノヴァちゃん笑った!!!かわいい........♪
ノヴァ:.........//////
ヒフミ:あ!!照れた!!
「ヒフミ、ストップ、それ以上ノヴァちゃんをからかうなw」
ヒフミ:むむむむむむ!
「ノヴァちゃんごめんね...あとでヒフミを説教するから」
ノヴァ:ううん、いいのです、ヒフミちゃんの私に友好を表現する言動って分かっています。(ひふみに微笑み
ヒフミ:ノヴァちゃん~~~~しゅき~~~~(ラッシュ→ハグ)
ノヴァ:あわわわわわわ!!
「wwwwwww」
「あ、そろそろ完成品を取り出すかな」
《型ばらし》
実際は、鋳込みが完了した鋳型を振動機を使用して破壊し、完成品を取り出します。
ひふみワークスでは、ヒフミの👊で。
ヒフミ:お!ヒフミの出番~鋳型を壊して、完成品を取り出すのです!
「完成品壊すじゃないぞ?」
ヒフミ:わかってる~!100㌔👊~♪
10分後
すべての鋳型を破壊し、完成品を取り出して、卓の上で並んだ。
「うん、初期検査おわった、問題なし、そのあとの工程はサプライヤーがやってくれるから。」
「今回の鋳造は成功だね、お二人お疲れ様!」
ヒフミ:お疲れ様です~!
ノヴァ:お疲れ様でした。
ノヴァ:ひふみさん、私は今回の鋳造の体験で、なにを作るのは焦らずに着実にこなさなければならないの道理を学んだのです、私、もう一度武器を作りたいです...!
「そうですね、さっきの鋳造の突発事件は、わざと起こったのですよ。」
ノヴァ:ぇ。
「うん、ある意味試練ですね、ノヴァちゃんの適応力と、いままで学んだ知識だね。」
ヒフミ:てへへへ...♪
ノヴァ:ひふみさんもずるいですね。
「そういわないのww」
「うん、武器制作を再挑戦することを許可しましょう。」
ノヴァ:はい!...その前に、ひふみさんに頼みたいことがあります。
「ん?なんでしょうか?」
ノヴァ:実は...................
ひふみ&ヒフミ:...................えぇぇぇぇーー?!
「ひふみワークス」#6 鋳造。 完
次回「ひふみワークス」#6・5 ウェスティリア港開港祭り!
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ノヴァちゃん feat. ヒフミ「鍛冶職人への道のりは長い」by らけしでさん
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