「裁判長、この女性は黙秘を続けています」ケンサツ
「よし、スライムを出せ」サイバンチョウ
「は!」警察官
「スラスラ」スライム
スライムは黙秘を続けるこの女性に、
纏わりつく
「ひゃっ!」女性
「さぁて、吐いてもらおうかね、言わなければ君はスライムちゃんのコショコシャを受けちゃうよ~」サイバンチョウ
コショコショとは体内の細胞にまでも作用する。つまり、脇のコショコショと比べ、細胞にまでも浸透するわけで
「ひゃっひゃはやっやめ、あぁ、いっいくぅぅぅ」女性
「おやおや、この娘は敏感だねぇ~」
サイバンチョウ
「いっいっ言わないからけっうっけっ決して!まだ負けてないが!」女性
「おぉ、まだ抗うとゆうのかね~、嫌いじゃないよ~そうゆうところ、好き、君が、ほほを染めて、赤らめるところは最高だね~」サイバンチョウ
「こっこのサイバンチョウ、きっきもいわー!」婦人
「きゃぁぁぁぁ!」婦人2
婦人たちは退席し、男たちは単純かな、
はたまた野蛮かな、この女性が、
性感帯がビグンビクンしてるところに
グッときたぁぁぁぁー!
となって、はぁはぁしている。
「では、ワイも」サイバンチョウ
ボロン
「うっ、わっ猥褻だわ」女性
彼女は嫌な顔をする
「これでも言わないのかね~」
サイバンチョウ
サイバンチョウは自らのブツに45454545している。
「異議あり!」ベンゴニン
法廷に響き渡るこの声に静寂する
「サイバンチョウ、あなたは今、事件には無関係なことをしている!」ベンゴニン
「えぇ~、聞こえないなぁ、野郎の声はラーメンしか聞けないでーす」
サイバンチョウ
「今すぐ、退廷させろ!」ケンサツ
「はっ!」警察官
サイバンチョウはブツを出したまま
退廷させられる。
「ナルヘソー、君には感謝だ」ケンサツ
「ケンシ、僕は正しいと思ったことを指摘したまでさ」ベンゴニン
「では、始めようか、その前に傍聴席の皆さんも同じようなことをしようとしたら、捕まえますからね」ケンサツカン
チャックが閉まる音が聞こえる。
「では、被告人の裁判を始める」
野郎ラーメンの店主
「もっもう話します」女性
「スラスラ~」スライム
スライムが女性の股からスルリと出てきた。
女性の身体中を巡ることができて満足な顔をしている。
「わたし、スライムでアイツに着させたんです」
(スライム事件を忘れるな!)
彼女のペット、インコが証言していたこと
「スライム事件か…」
歴史的に有名なスライム事件、
ある有名なAV監督が、
スライムを使った水着を作り
女の子に着させた際に、
女の子がドロドロに溶けてしまった
という痛ましい事件…
「では、彼女は」野郎ラーメン店主
「はい、彼女は」ベンゴニン
ベンゴニンは新聞の切り取りをだす
「はい、タイショウ、これです、この被害者の姉が今回の被告人なんです」
ベンゴニン
「つまり、今回の事件の被害者は伝説のAV監督ソノサキ56を殺したのは」
タイショウ
「はい、彼女です、当時の裁判長に金にものを言わせて買収したそうです」
ベンゴニン
「さきほど、連れていかれたやつが、さっき捕まったサイバンチョウだとは…世も末だな」
ケンサツ
やれやれとケンシはため息をつくっての
「で、今回の被害者もスライムによってドロドロに溶かされたと…」タイショウ
「はい、この事件は、正当な裁判でなかったことに対する事件だとして彼女に無罪を主張します」ベンゴニン
「ケンサツカン、異論はあるかね?」
タイショウ
「いいえ、ありません」ケンサツカン
「では、彼女、青花セイカの判決は…」
緊張が走る
「無罪とする」
デデーン、無罪、花吹雪が舞い散る
「決め手はサイバンチョウがヘンタイであること、また、被害者がかつての加害者であったこと、被害者は、サイバンチョウに賄賂を渡して、正当ではない判決を下したこと、故にこの事件で確かに、セイカさんは殺してしまった、されど、更正の余地ありとみて、無罪とす」
「うっうわぁぁぁぁ」
彼女は泣いた、涙を流してくずれる
「今回はお前の勇気が勝ち取ったものだ」
ケンサツカン
ケンシはナルヘソに握手を求める
「スラスラ」スライム
スライムは微笑む。
「で、このスライムはどうするんだ?」
ケンサツカン
「うーん、うちが育てるにも、イザヨイちゃんが嫌がるだろうし」ナルヘソ
「ナルヘソくん、いいよ家で飼っても」
イザヨイちゃん
「あっイザヨイちゃん、風邪なおったの?」ナルヘソ
「なんとかなったから、お姉ちゃんの力で」イザヨイちゃん
「あぁ、先輩がね…」ナルヘソ
今は亡き先輩は、いつも僕らを見守っている。
「じゃあ飼おうかスライム、よろしくね」
ナルヘソ
「これから、尋問にも使えそうだねナルヘソくん」イザヨイちゃん
こしょこしょと
イザヨイちゃんが耳打ちする。
「でも、スライムを使うと、こっちが不利になりそうだから、使い道は考えよう」
ナルヘソくん
「確かにそうだね」イザヨイちゃん
しばらくはペットとして過ごすことになる
スライム、
今までサイバンチョウに酷使されていた分、
のびのびと過ごせることに
期待を膨らませるスライムであった。
『スライム事件を忘れるな!』
終わり
(猫メモ)
全年齢で際どいものを見たので
スライムと裁判を掛け合わせて、
スライム裁判を作りました。
水着コンテストは常にアウトセーフ
よよいのよいと、野球拳じみたことに
なってる感じがしますね。
あれはよくて、あれはダメ、
何がなんだかよくわからないので、
こうして、裁判にしていくと
面白かったですね。
今回はR15です。
スライムがこの娘にすることが
性的なことを想起させるに該当したので
描写もR15にふさわしいものとなっています。
なぜ、彼女の妹が溶けてしまったのか、
デッドリースライムと無害なスライムと
間違えてしまったようなんですね。
無害なスライムは本作に出てきた
イラストにのってる可愛いやつです。
一方でデッドリースライムは、
目元の付近がツリ目と
見分けが付きにくいです。
故に、スライム服を作る際は
特別な免許が必要なのです。
しかし、伝説のAV監督ソノサキ56は
急いで作品を届ける必要があった。
誰かがやらないことを率先してやらないと
ダメなんだという強迫観念から、
自分でスライムを探して、
スライム水着を作ってそれを…。
エロのために、尊い命を失わせてしまうのはなんだかやるせないですね…。
故に「スライム事件を忘れるな!」ってことです。
元ネタは言わずもがな『逆転裁判』からです。
このゲームが好きで、キャラクターも所々パロってるところがあります。
野郎ラーメンの大将は自分で無理やり作りました。
野郎どもから野郎ラーメンっていう単なる言葉遊びです。
久々の深夜枠、頭のネジをはずせて書けていい気分転換になりました。