中華街の外れにある公園には池が広がり、のどかに鳩が飛んでいる。しかし人間たちはのどかではなかった。人目をはばかるように止まっている黒塗りの車。そこから降りてきた数人の怪しい男たちは周囲の目を気にしつつ、スーツの懐に手を入れている。
「なーるほど、あそこで取引相手を待つって訳だね。調べたとおりだ」
探偵のミア・ウェイは白いジャケットの後ろからゆっくりと拳銃を引き抜くと、弾倉を確かめた。
「今から警察を呼んでも、応援が来る前に逃げられちまうね。あの人数ならあたし一人でやれる。いいかい、危なくなったらすぐ隠れるんだ」
依頼人に合図するとミアは歩き出した。異能力を使う時に輝く瞳が、ゆっくりと黄金の光を帯びていく。
「あたしの金龍の瞳からは逃れられないよ――もう一丁の銃を抜く前に、あいつらに選ばせてやろう。最後まで本気でやり合うかをね!」
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という一幕ということで....。
「漂う強者感」企画でもうひとつ。中華街の女探偵のミア姐さんは「ちちぷいトラベル」の「中国旅行」で上海にいましたが、これはまた別の日の話ということで...ハンドガンを持ってもらいました。SDXLでの初作品です!
銃はberetta 92を指定しています。フィクション作品やアクション映画にもよく出てくるベレッタとコルトガバメントが混ざったような感じになりました。指も少し直してますし持ち方もちょっと変だし人物と比べて銃が若干大きめですが、SD1.5だとなかなか厳しいこのポーズでまともな銃が出せるようになったのはありがたい。
最初の立ち絵をBreakDomainで創ったので同じモデルのXL版で創り、キャラの雰囲気はだいたい維持できました。目ぢからが強そうです。
他のイラスト:
ストリートのお仕事 HimawariMix v9版
https://www.chichi-pui.com/posts/19e0be90-3441-4096-9c3f-423452d04be4/ちちぷいトレカと最初の立ち絵 BreakDomain版
https://www.chichi-pui.com/posts/c6a98f47-bcd3-41fa-804a-02d33acf6f90/https://www.chichi-pui.com/posts/929ba025-ebe0-424f-bd78-03d173dbca1e/https://www.chichi-pui.com/posts/cb1427c5-02a1-40ce-87fd-76dc519698c4/SDXLの挙動で感じたこともメモしますと...
・VAEにはあまり種類がなくて、組み込まれていて不要かsdxl_vaeを使うかの2択ぐらい。SD1.5系のVAEを誤って指定すると色が変になってすぐわかります。
・ネガティブプロンプトはSD1.5系だと沢山書きますが、空でもあまり劣化しない。すごい。でもおまじないレベルでSD1.5の時のものをそのまま書いちゃったりしますねw
・Negative Embeddingは negativeXL_* を一応入れましたが、A/B/C/Dどれもあまり変わらなかったです。入れなくてもあまり変わらない場合も...
・プロンプトの品質向上系呪文を入れなくてもあまり変わらない。すごい。この作品はおまじないで入れています。
・強調の1.xはSD1.5系ほど微調整しなくてもけっこう効く。といってもすべて1.0でよいわけでもなくて1.1~1.5位で入れることも。
・同様に0.xで弱める方はSD1.5系と同様に使う。
・BREAK構文はSD1.5系と同じ。
・1024x1024でアップスケールしなくても人物はけっこう綺麗に出るので、アップスケール何倍が良いのか悩みます。ぶっちゃけ人物の絵はアプスケしなくていいんじゃないかという時もあります。背景はアプスケしたほうが綺麗になりますね。
・手指の破綻はSD1.5より減った気がしますが、ゼロになるわけではない。
・あと人物の目の中心の瞳孔、上部のハイライトと下部の反射光が全体的にSD1.5よりちゃんと出ている気がします。(僕の作品では手動で書き加えています)
モデル:BreakDomailXL v06d アプスケ1.3倍で1331x1331
フォント:Book Antiqua
おまけ:
■銃を判別できるか試してみるテスト
2枚目:呪文でBerettaを指定。グリップの上の線は斜めぽく出ていますが、どちらかいうとこちらも有名なコルトガバメントのシリーズに近いですね。引き金が2つ見えて怪しいですがこのポーズで拳銃がまともに出るのは嬉しい。
3枚目:拡張機能で候補に出てきたBeretta 93rを指定。引き金の前に持つところ、突き出した銃身が目印でフルオート可能、映像作品にも良く出てくるベレッタM93Rですが...再現ならず。強調が足りなかったかも。
4枚目:拡張機能で候補に出てきた sig p220/p226を指定。高品質のシグザウエルのシリーズは自衛隊でも装備、法執行機関や特殊部隊でもよく使われるプロ銃でこれも映画によく出てきますが...再現ならず。強調が足りなかったかも。
5枚目:Glock G17を指定。プラスチック樹脂を多用した見た目に特徴のあるオーストリア発のグロックシリーズ、これも映画でよく活躍します。シュっとした見た目が召喚成功!(´▽`)
■同一呪文、アプスケ1.3倍で他のSDXLモデルを試してみるテスト
6枚目:CounterfeitXL:銃が変になっちゃいました。モデルで指定のあるスタイルタグなどを入れなかったのがまずかったかのかも。Countefeit V2.5はけっこう好きなんですけどねえ。
7枚目:AnythingXL:銃が破綻して自分に向けちゃいました。塗りは平面ぽくてアニメ寄りですね。XLじゃないほうのAnythingシリーズの面影を感じます。
8枚目:AnimagineXL v3.1:評価の高い兄魔人。キレイなお姉さん風...?期せずして銃が2つ出てきました。夕焼けと鳩たちがかなり綺麗です。
9枚目:Sukiyaki-XL v1:余裕のポーズで銃を自分に向けちゃいました。自殺しちゃダメー!人物は綺麗なお姉さん風で年齢感高め。
10枚目:ShiratakiMix XL v1:銃に持つところが増えてパーソナル・ディフェンス・ウェポンみたいな謎銃になってしまいました。人物は可愛い系ぽい。
11枚目:OsukiniMix XL v1:2024年4月に出たばかりのモデル。こちらも人物は可愛い系ぽい。
12枚目:blue_pencil-XL v4.0.1:ぶるぺんさんのモデルのXL版。銃のグリップの破綻以外はほぼ問題ないですね。流石安定しています。ちなみにその後v6.0.0でもやったらだいぶ大人っぽくなって謎でした。
ちちぷい内にもご本人がいらっしゃいますが、Vすき焼きさんのXLモデルはSukyiaki-XLがきれいめ大人系、ShiratakiMix XLとOsukiniMix XLが可愛い系という大まかな分類です。その先もその後の試行でだんだん分かってきました...
【追記】SDXL初投稿、2024年5月8日のデイリー27位にStable Diffusion XLデイリー9位、威風堂々企画の累計6位と良い記念になりました~ありがとうございました😺
【追記】翌々日の2024年5月9日もデイリー26位、Stable Diffusion XLで9位で継続でした