【セナ】聖都レミュの朝、女王の記憶と黒エルフの沈黙
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜本編②24 聖都レミュよりインスパイア
その像のヒトは左手に剣を持ち、高々と天へ突き上げている。視線は切先に向かっていて、それでも優しい印象を抱かせた。歳の頃は二十というところか。
セナは足元の石板を暫く眺め、刻まれた名前を読んだ。
「初代女王……レオナ」
「開国百五十年を祝い、王家が号令を発した幾つかの事業の一つですね。まだ連合都市国家群と言われ、内戦の激しかったこの地域を平定された偉大なる女王陛下。この街も一度焼け落ち、当時は酷い状況だったと記録に残っているそうです」
まるでガイドの様に丁寧な説明に、セナは笑顔を浮かべ顔を向けた。
「ふふ、ラウラは何でも知ってるね。何だかお姉さん、嬉しいよ」
「あんまり冷やかすならまた耳を弄りますよ?」
「や、やめてよ!」
思わず両耳を手で隠し、一歩後退するセナ。一方のラウラはふふんと何故か得意気だ。
「よく考えれば、私から説明することでもないですか。だってその時代に立ち会ったのが正にお姉様ですものね」
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