赤髪ちゃんのお兄ちゃんはかわいそう
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まったく、赤髪のヤツ一人で弁当持ってお花見に行くなんて……。
あいつ、自分がDID体質だって自覚あるのか?
とにかく、早く公園に行ってあいつを見つけないと………………また妙な変質者共に誘拐される前に。
俺は急いで公園に向かった。
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公園の入口についた俺。
この公園はいつも家族でお花見に来る公園だ。桜の木もたくさんあって、満開になると結構壮観なんだよな、
でも今はそんなことはどうでも良くって赤髪を探さないと!
アイツが一人でいると絶対妙な奴に眼を付けられるからな!
とにかく急いで…………。
男1「へい、か~のじょ!」
なんだ?お~い彼女さん、呼んでるぞ!
男2「まあ待ってよ、そう邪険にしないでさ!」
ふ~ん、邪険に扱ってるってことはあんまり好きじゃないのかな、この人達のこと?
男3「おい!シカトすんなよ!ちょっと可愛いからって調子に乗ってんのか⁉」
おいおい、邪険にされたからってその言い方は無いだろう。そんなんじゃ彼女さんんも呆れてどっかに行って…………………って、あれ?この人なんで俺の腕掴んでるんだ?
男3「そういう態度とるんなら俺達にもちょっと考えがあるんだけどな」
男1「まあ、安心してよ。別に痛いことしようってんじゃないからさ」
男2「むしろ気持ちいいぜ!まあ、俺達も気持ちよくなるんだけど」
何言ってるんだこの人達?なんだか誤解があるみたいだなぁ。
赤髪兄「あの、すいません。俺の手を掴んでるみたいですけど……」
男2「おう、君の手を掴んでるのさ」
赤髪兄「あれ?でも先程からどなたか女性に話しかけてましたよね?」
男3「あん?コイツ何言ってんだ?」
赤髪兄「俺の腕なんか掴んでないで先ほど話しかけていた女性を追いかけるべきでは?」
男1「いやいやいや!何言ってんのキミ!?俺が話しかけたのキミだよ⁉」
赤髪兄「俺?」
男1「そうそう」
赤髪兄「あれ?でも先程彼女って言ってませんでした?」
男1「言ってたよ。君に対してね」
赤髪兄「俺に?………え?あの……えっと……みなさんメガネの度はあってますか?」
男1「なんでだよ!俺視力1,2だし」
赤髪兄「え?でも……俺みたいなただのモブ顔男子を女子と間違えるのはちょっと………ありえないんじゃないかと……」
男3「オメーのどこがモブ顔男子だ!どっからどう見ても女子だろうが!」
赤髪兄「へ?……え、え?」
男2「この女、適当なこと言って誤魔化そうとしてんじゃねえか?」
男1「なるほど、そういうことか」
突然男達が俺の腕や肩を掴んでくる。……ふ、ふえぇ……なんだよコイツ等ぁ……。
男1「さあ、大人しくしてもらうぜ。これから俺達とホテルにでも行って……」
赤髪兄「ホ、ホテル……?と、泊りがけでゲームでもするんですか?」
男3「んな訳ねえだろバーカ!オメエはこれから俺達に犯されて………」
ふ、ふえぇ……こ、この人なんか恐いんだけど……。
???「お兄ちゃん!こんな所で何やってるのよ!」
赤髪兄「ふ、ふぇ……?」
いきなり声がかかったと思って、声のした方を見たら赤髪が頬を膨らませながら仁王立ちしていた。
赤髪兄「あ!赤髪!良かった、無事だったか!」
赤髪ちゃん「無事じゃないのはお兄ちゃんの方でしょうが!」
赤髪兄「あはははは、ゴメンゴメン」
俺は赤髪に謝ってから男の人たちにも謝った。
赤髪兄「すいません。妹とも合流したんでこのまま帰ります。何かお手数おかけして申し訳ありません」
俺はそう言って頭を下げると赤髪と一緒にその場を離れていった。
男1「あ、ちょっと……!」
男の人たちは呆然としていた。
男2「お兄ちゃんって呼ばれてたな……」
男1「本当に男…なのか?」
男3「いや、ないだろ」
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