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ワタツメの瞳に映り込むヒノメは既に相当な大きさになっていたがその足取りは緩やかなままだった。
「ここまでの道中でも頭が見えていたから覚悟はしていたけれど、近くで見ると本当に大きい――まるでこの歪な世界の悪の気を吸収したかのような大きさ」

しかし、それと同時に思った。

――あの夢で見たヒノメはこれより遥かに大きかった、今の大山を越すほどの大きさなどではなく正に天を突き破る勢いの大きさ――

ならばまだ、ヒノメを止めることも封印することも間に合うはず…と。


※全て違う容姿のように見えるヒノメであるが、全て同一のものであり違うく見えるのは見た人の心によって姿形が変わるから(という設定妄想)
※因みに、ワタツメが夢で見たヒノメの大きさは3~6枚目くらいです。
※最後のは目を開けたまま寝てます💦

呪文

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