ガンダムSEEDの名言『やめてよね』に
『ゆるすよ』と返答した場合…
フレイとキラのベッドシーンはまだ見てないけど、当時は夕方に放映されていたと思うと確かに気まずくなりますね。
ガンダム作品の裸シーンは印象に残りますね。第08小隊のキキの水浴びは鮮烈に残っています。
(1枚目)『やめてよね』
戦闘で大事な人を亡くした
彼女にとって大切な恋人を
「ごめん、僕がもっと冷酷であれば」
「やめてよね…あなたのせいじゃない…戦争が命を奪ったから…」
「でも、僕が弱かったから!」
(2枚目)『許すよ』,closed eyes
「許すよ…だから抱き締めて私を…」
「ヒルア…」
「そして、守って、何があっても」
「守る、僕は君を必ず!」
「これはあなたと私の約束」
(3枚目)『許すよ』喘ぐ
「はぁ、はぁ、もっとあなたを感じたいっ!」
「僕ももっとっ!」
僕は彼女と繋がる。
今してあげられることを、
彼女が望んだことをかなえたい。
それが今の僕にできる懺悔だから…
(4枚目)許すよ,喘ぐ,closed eyes
彼女の膣から愛液がドバッとでる
「はぁ…はぁ、んっんぅぅこんなに、悲しいのに気持ちいいのは駄目だよね…」
どうしようもない悲しみに、
失った命はもう戻らない、
「駄目じゃない、きっと、僕らは生まれながらに罪人なんだから…」
「だからこそ…寄り添うんだね…」
(5枚目)許すよ
(裸になる要素もないのにピクター先生が描いた珠玉のイラスト)
僕とヒルアはアダムとイヴのように身一つの姿となって、己のなかにある悲しみを互いに癒すために繋がった。
「アキラ、私はあなたの憎しみ、悲しみを許すわそして、受けとめる」
「ヒルア…僕はゆるされないことをした、けど、君がゆるしてくれるのなら、共に生きていこうと前を向いて歩けるのなら」
「うん、生きよう、死んだ人の分も背負って」
口づけを交わす、体が体温が全ての感覚が2人が1つになっていくのを感じた。
この戦争を終わらせる、だから、僕は機動兵器にのって戦うんだ!
彼女とお腹に宿るだろう子のためにも…
(6枚目)許すよ,喘ぐ,closed eyes,smile
数年後
「アキラ、いってらっしゃい!」
「行ってきます」
愛のパワーで僕は多大な戦果をあげていった。敵の指揮官を落として、無用な犠牲を出さないために…。
ピンチの時はヒルアの顔を、産まれてくる子供の顔を思い返して、最終決戦では…
「なぜだ!性能ではこちらが上なのに」
「愛は思いは戦争をこえるんだぁぁー!」
激しい光と共に敵の指揮官が乗った特別機を破壊して戦争を終結させた。
宇宙と地球間の戦争は終わった。
しかし、各地では戦争の傷跡が燻っている。
これからは弾圧ではなく対話を通して、
解決する心を目指していく。
(7枚目)
A giant blue robot is flying in the sky
(書いてるうちに楽しくなってロボットをシーアート先生に描いてもらいました)
アキラは新たに新設された
独立遊撃機動部隊
「ヴァイスイージス」に配属され、
かつて共に戦った仲間たちと共に
戦争の火種となる出来事を防ぐため
出撃する。
「アキラ・ヒノ出撃します!」
戦いは終わらない、しかし、
悲しみを生まないために人々は
これからの社会を考えていく
僕は平和のために戦う。
大事な奥さんと我が子の為に
もう、これ以上悲しむことがない世の中にするために!
(8枚目)笑顔,短髪,黒髪,奥さん,夕方
(日常が尊いね)
「おかえり、アキラ」
今日も無事、僕は生きて帰ることができた。
「ただいま」
イサミ、僕は君の大切な人を守れたよ…
だからこそ、この日常が、町が一瞬にして廃墟になってしまったあの日を思うと戦争はいけないものなのだと改めて認識する。
政治が戦争の道具、
発端はそれぞれの利権によるものだった。
あるいは、劣等感、それが差別意識を生み、戦争となって表層化していく。
殺しあいになれば、憎しみと悲しみが増幅する。最終決戦のあの日のことは忘れない。様々な人の思いが…僕の心に深く繋がれていった。
(9枚目)微笑む,男性,顔アップ,青いarmyジャケット,玄関,夕方(宇宙船内の回想シーンみたくなってしまった)
「アキラ…どうしたのぼぉーっとして」
「いや、僕たち、あの戦争を生き延びることができて…よかったなって…だけど、まだ、戦争の傷跡は残っていて…」
「アキラ…最終決戦のこと思い出して…」
「最終決戦か…」
あのときは気持ちが沈んでいた。
この戦いでいろんな人が死ぬ、
イサミ以外に、僕は守るべき数よりも
死者の数を数えそうになっていた。
ブルーウイングに乗る前は、
手が震えていた
指揮官機を討ちにいくということは、
敵のエースも、ヒルアの乗っている船が攻撃されてしまう。
守るべきか攻めるべきか、
どちらかを犠牲に冷静に冷酷に決めきれない僕は情けなかった。
「アキラ、守ってくれてありがとう、けど、皆も覚悟している、そして、死んだとしても、体は死んでもきっと精神的なところで生きてるんだと思う」
「心…」
僕をかばってイサミの機体が身代わりになった時、ヒルアに殺されてもいいと思っていた。許されない、許すことなどないのだと、だから、僕はあのとき、ヒルアを押し倒し、銃を渡して殺してもらうようにするはずだった。
だけど、彼女は「やめてよね」と言った。
それから、「許す」といって、
抱き締めてくれた。
こんなに情けなくて弱い自分にとって、
彼女の抱擁は僕の罪悪の心から、
愛する気持ちへと昇華させていった。
戦う理由に愛、愛は冷酷すらも超える。
その気持ちに科学的理由などない、
戦術すらも凌駕する言葉
「ありがとう、ヒルア、愛してる、そして、帰ってくるから、ただいまって」
「うん、アキラ待ってる、生きて帰ってくるように祈ってる」
そして、僕は彼女の笑顔を心の目にやきつけて、機体に乗り出撃した。
だからこそ、今言える言葉
〈10枚目〉
微笑む,男性,顔アップ,青いarmyジャケット,玄関,夕方,夫,male,短髪,黒髪
「ありがとう…そして、ただいま」
「おかえり…そして、愛してるよアキラ…」
僕が戦う理由、それは政治でもなく、高潔な理由ではない、ただこの目の前の大切な人を守るため、
戦争が掲げるナショナリズムや主義主張は関係ない。
だからこそ、「ヴァイスイージス」に所属している。目的は政府や主義主張によらない、戦争の元となるものを防ぎ、対話によって解決する。僕の役目は、対話の障害となる武装を無力化すること。
殺すことはせず、機体だけを機能停止に…
以前は、できなかったことが、
今は、できることだ。
それも、彼らにも家族や大切な人がいるのを思い浮かべるからだ。
きっと、愛を知らなければ…
どうなっていたから知らない、
身をこがして死んでいったってのもある。
「お父さん!おかえり」
「ただいま、ルキア」
僕とヒルアの大切な子、生きた証、
息子のルキアである。
11枚目微笑む,顔アップ,boy,息子,小学生,短髪,リビング(うちの子から我が子ができると、おじいちゃん、おばあちゃんになった気分になりますね、孫よぉー!おじいちゃんだよと会いたくなりますね!尊すぎて、シード覚醒状態の場面が思い浮かびました)
「いただきます」
今日の献立はカレーライスとサラダだ。
スプーンで救って、一口頬張る
「うん、おいしい、ヒルアの作る料理はいつもうまいよ」
「ありがとう、これからも料理頑張っちゃおうかな」
「はは、楽しみにしてる」
ヒルアの料理は最初から美味しかった訳じゃない、あの悲しい出来事があってからだ。
「アキラのためになにか、力になることをしたい」
「戦闘は大丈夫だし、整備も問題ない、うーん、なんだろうな」
「料理!」
「料理は別に食堂のおじさんのやつうまいから問題…」
「うぅ…」
「わっわかったよ…僕が力になるって誓ったからな」
思えば、僕の胃も鍛え上げられたのだとおもうと、いい経験だなぁ。
「もしかしてさ、お母さんの料理ってはじめから上手かったわけじゃないの?」
「それはね…」
「アキラ…」
「いいじゃないか、人は誰だって初めから一人前じゃないんだ」
僕らのことについて今までのことも話した。
「僕が生まれたのは…生きた証だったのか…」
そして、少しうつむく。
無理もない、僕が彼女に近づいたのは
殺してほしいという罪悪感から来たものだったのだ。
「でも…僕は今、健やかにいきられるのはお父さんとお母さんのおかげだって知って、誇らしいよ」
「ルキア…」
「だから、僕、大きくなったら、お父さんと同じ『ヴァイスイージス』に入るよ」
「応援する、だから、今日も終わったら一緒に勉強しようか」
「うん!でも、ゲームもしたいなぁ」
「そういえば、ルキアって新しいゲームにはまってるんだよね」
「うん、ハイパーメカ大戦っていってらいろんなメカの特徴を把握して指示をだすっていう面白いゲームなんだ。そして、何よりも倒した時に作中の名ゼリフがでてくるところにびびっとくるんだよ!」
「へぇ、もしかして、ルキアはロボットに乗るより艦長として指揮するのが向いてそうだな」
「ロボットには乗りたいよ、でも、指揮できる艦長もいいし悩むな、うーん」
息子がうーんと唸っている姿を見ると、
一生懸命なんだなと応援したくなる。
「なんだか、アキラとそっくりだわ。物事に対して常に一生懸命なところ」
「すぐに判断できないのがなぁ、自分の欠点なんだけど」
「それだけ慎重だからこそ、対話に向いてるんじゃない、自信もって、欠点は見方を変えれば長所になるんだから」
「そうだな…」
その慎重さが僕たちが生き延びれた理由なのかもしれない。
「じゃあ、ゲームしよ!」
「1時間だけな終わったら勉強だぞ」
「わかった!」
12枚目許すよ,喘ぐ,closed
eyes,bed,shirtless
(愛が深まっていく最高なシーンですね)
深夜、僕らは裸になって
互いの思いを感じる。
「私ね本当はあなたを利用して生き延びるために必死だったの」
「そうなのか、僕も本当は君に殺してほしくて近づいていたんだ」
「でも、あのとき、私はあなたの眼を見て、本気で悲しんでいるんだ、私が許さなきゃ誰が許すんだって思ったから」
「僕も君の言葉で決意することができたんだ」
初めは互いに、愛とは違い、利用と破滅からだった。
だけど、今の僕らは昔の悲しき過去を乗り越えて、互いの絆を確かめるように体を寄せる。
人は弱い、だからこそ、戦争をする醜い生き物、けれど、人はわかりあえると信じてる。
今、この時はヒルアの気持ちに寄り添い、
存在を確かめあうために1つになる。
機動兵器ブルーウイング 終
(猫メモ)
最初は『やめてよね』が、
こんなに壮大なことになるなんて思いもしませんでした。ただ、書いてるうちに
この2人のベッドシーンだけで終わらせていいのか?ただの悲哀で終わらせていいのか?いや、たまるか!そうさせてなるものかぁぁぁぁー!となって、書いた次第です。もし、サイが死んでいたら、フレイとキラは結ばれているのかなぁという感じで、まだ、本編は見てないですが、そういう展開になっていたのかなと、自分の考えるフレイとキラの物語的なものを、
ヒルアとアキラに込めたわけです。
フレイは物語が進んでいくうちに壊れていくのだと思うと、悲しいですね…、だからこそ、私はこの物語で心の隙間を埋める思いが発動したのかもしれません。
ガンダムSEED、これからどんな展開になっていくのか目が離せません。
そして、機動兵器ブルーウイングを書き終えることができた自分にありがとうと言いたいです。
主題歌も作ります。
やはり、主題歌は場を盛り上げるのに、うってつけのものですからね。
そして、何よりも自分が聞きたいというのもあります。
ガンダムSEEDのED、あの儚い感じがたまらないですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。