人格転移
アユミ「あれ? こんな所にアヒルの子がいる〜。お母さんとはぐれちゃったのかな?」
ミヒロ「まさか。ぬいぐるみじゃないの?」
アユミ「そうかな〜? だったら結構リアルじゃない?」
アユミがアヒルを拾い上げた瞬間、アユミの全身を電流が走った。
アユミ「うッ!!」
ミヒロ「アユミ?! 大丈夫?」
アユミ「……ファッ?」
アユミは振り返り間の抜けた声を発した。そしてすぐさま今拾ったばかりのアヒルの方に向き直ると、自分の手指と見比べながら、
アユミ「あー、あーっ。あっ、ちゃんと声が出る。ああ、やっと人間に戻れた」
と低い声でつぶやいた。
アヒルの方はアユミの姿を認めるなり慌てふためくように翼をバタバタさせている。
ミヒロ「アユミ? なんかその鳥嫌がってるみたいだけど」
アユミ「あん? 大丈夫大丈夫。こうすりゃ嫌でも黙んだろ」
アユミはアヒルを胸に押し付けた。
アユミ「(小声で)悪いな姉ちゃん。これからこのカラダは俺が使わしてもらうかんな。俺もずっとこのヒヨコの中に閉じ込められてたんだ。人間に戻りたかったら媚び売って別の人間に拾ってもらうんだな、俺みたいに」
ぐうの音も出ず大人しくなるアヒル。
アユミ「ほらな」
〈画像1枚目〉
ミヒロ「う、うん……。なんか怖いよアユミ」
アユミ(しまった、今は女なんだった)
アユミ「ゴメンゴメン。ちょっとびっくりしちゃって素が出ちゃった☆」
ミヒロ「何それ〜、意味わかんなーい」
アユミ「ふふふ。じゃあこの子は返してあげないとね」
アヒルを地面に置くアユミ。
アユミ「じゃあね、ア・ユ・ミ・ちゃん♡」
ミヒロ「なんか言った?」
アユミ「ううん、なんでもない♪」
こうして2人は旅の続きを楽しんだのであった。
呪文
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