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【長いです。大丈夫な方のみご覧ください】

「はぁ〜、休みの日だってのに全くもぉ」

ちゅどーん!金髪翠眼、鮮やかな緋色のドレスをまとった謎の魔法少女の爆裂系攻撃呪文により、市街地に突如出現した異界の魔物は速やかに処理された。

公安からも上級に分類されるような強力な魔物だが、10歳から2000回に及ぶ実戦経験を積んできた彼女にとって、全く脅威となる相手では無かった。

路地に退散し、変身を解く魔法少女。街は日常を取り戻し、彼女もまた本来の姿である制服姿の女学生としていつもの生活に戻って行く……そのハズであった。

その背後に、一人の男の影が忍び寄る。



「すみません、少しお尋ねしたいことがあるのですが……」
「はい、どうかされましたか?」

あなたの呼び掛けに振り返る少女。
にこやかな笑顔を浮かべ、快く応じてくれた。困っている誰かを救ける事に特に迷いを持たない、そんな人柄の良さがうかがえる。

あなたは確信した。
彼女で間違い無いだろう。

「さっき変身して怪物と戦ってたの、君だよね?」

少女の笑顔がにわかにかき曇る。眉を寄せ、不安の表情を示した。

「どうして、それを……」

あなたは偶々少女が路地裏に入り、変身を解いた所を目撃した事。そしてその時の様子を録画していた事を教えた。

「だ、誰にも言わないでください!世間に正体がバレたら、私、消されちゃう……!そういう『掟 Rule』なんです」

何やら不穏な単語が飛び出してきた。……なるほど、どうやら彼女は強大な能力や何等かの見返りと代償に怪物への対処を強制され、契約者や組織から命を握られている状況にあるようだ……と、深夜アニメや青年向け漫画等に詳しいあなたはそのように洞察した。

「さて、どうしようかな……」

折角なのでその弱みを握ってみる。

「お願いします!何でもしますから!」

何でも?
今、何でもって言ったよね……!?
ここぞとばかりにあなたは早速要求を突きつけるのだった。



「あっ!あっ!いや……、そんなに激しくしないで……!」

数十分後、少女とあなたはラブホテルのベッド上にいた。若いみずみずしい体が、羞恥に震えている。

「彼氏が……彼氏がいるんです!」

この期に及んで涙声で懇願する少女。今更止めろと言うのか。他の男との関係を宣う彼女の言葉は、返ってあなたの昏い欲望を更に刺激した。

「じゃあ後で彼氏に謝っとかないとな!寝盗られてごめんなさいってよぉッ」
「い、いやああぁ〜〜!」

その後、あなたは少女の体を気の済むまで何度も貪り、味わい尽くした。



――あなたが部屋を去った、数分後。

「あー、気持ち良かった♪」

あらゆる体液に塗れ、体を濡らした先程の少女がベッドの上で伸びをした。満足気な笑みを浮かべている。その顔からは犯されていた時の悲壮感は微塵も読み取れない。

「シャワー浴びよっと」

お湯で身体を洗い流す彼女に何者かが声をかけた。

「……あんな怖い『掟 Rule』を君にかした覚え、僕等は無いニャピ」

バスタブのへりに猫のマスコットのような可愛らしい生き物が、チョコンと乗っている。彼女を魔法少女に任命したパートナーである。

「うん、嘘ついてごめんね。何だかエッチな目で私の事を見てたから、話にノッてあげたの。たまには大人の男の人も、いいよね……」
「幼馴染くん(彼氏)に悪いニャピ……」
「いや、確かに好きだけどー。アイツのエッチっていつもワンパターン過ぎて最近ちょっと飽きてきちゃってー(笑)」

えへへへ、と悪気も無い様子で可愛く微笑む魔法少女。仕事は優秀にこなしてくれるし、根は善良である。後はこの性的にビッチな素行さえ無ければ、非の打ち所が無いのだけどな……と胸中で嘆くマスコットちゃんなのでした。

呪文

入力なし

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