帝国都市間高速飛行船
乗船料はそれなりだが、帝国が保証する定期航路は安全度が高く評判も良い。
ただし、竜の襲撃だけは決定打がなく運次第である。
稀に襲撃により破損、墜落の危険はある。竜は早く飛ぶ種類は僅かで速力を上げれば振り切れるが例外もある。
通常の場合は、貨物室を切り離し自重量を軽くして逃げ切ることがある。
そのため、商人間では特別貨物保険が存在する。荷物の補償保険である。
滅多にないが、最悪の場合、2等船室を切り離す方法もある。もちろん乗客は移動するが移動追加料金は1等船室の
半額を追加支払条件になる。その場で価値のある宝石、金、銀といった貴金属を提出するか、支払確約契約をする。
追加料金を支払う見込みのない者は、2等船室に閉じ込められることになり、人身御供となってしまう。
残酷ではあるが、2等船室は平民が大半で貴族中心社会のこの世界では命はまだまだ軽いのだ。
もし、上級貴族が乗った飛行船が墜落して貴族が死亡した場合、輸送会社は多額の賠償金を支払う必要がある。
そのため、上級貴族が乗船の場合は、護衛機を並走させることも多い。
上級貴族は尊大ではあるが、ケチではない。多額の寄付をする上級貴族も多い。雇用も上級貴族の会社が多い。
平民の貧困層に対して生活保護費を出しているのも彼らであり、貴族の義務でもあるのだ。
その代わり、受給者に男女とも3年の兵役、又は女に限って貴族屋敷の3年の奉公が義務となる。
軍に入ってそれなりの軍歴があれば、男女身分関係なしの将校昇進試験もある。
女が奉公の際に貴族屋敷に入り、家主に見染められれば貴族の妾になることも多い。
「働かざる者食うべからず」ある意味公平な制度ではあるため、平民たちの不満は少ない。
問題は、妙に財力のある自治都市国家の領主連中の反旗・反乱であった。
帝国としては、平民よりも台頭する自治都市国家の方が頭が痛いのである。
※因みに、遠藤一郎少佐は一応貴族だが、領地を持たない最下層の男爵である。
そのため、軍人が多い家系となっている。
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